

労働者の派遣を手がける新潟市東区のワークアウト北日本が、新潟地裁より破産開始の決定を受けたことが分かった。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチによると、1978年に設立したワークアウト北日本は、設立以来、約47年にわたりホテル・レストラン業界の人材サービスに特化してきた専門業者で、新潟県を中心とした北日本エリアにおいて、配膳サービスや宴会サービスに特化した人材紹介・派遣を行う「配膳会」として機能を担っていた。
その後、長野支店も開設するなど、地域の主要ホテルや結婚式場との長期的な取引関係を構築。約1000人の登録者を擁して、経験豊富なサービススタッフを多数確保していたが、新型コロナ禍を境に宴会や結婚式など需要が減少し、2021年8月期の売上は1億4000万円まで低下していた。
長い事業歴から取引先は多岐にわたっていたものの、2025年8月期も新型コロナ前の需要まで回復に至らず、さらに売上は減少。業績不振から今回の措置となった。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは208件目で、負債額については調査中だという。
最終更新日:Wed, 10 Dec 2025 11:00:00 +0900




