クマ冬眠せず…小千谷市の民家近くの道路で子グマ1頭が目撃される 親から冬眠の仕方学べていない「離れ子グマ」の可能性も

12月28日夜、小千谷市内の路上で子グマ1頭が目撃されました。
NST新潟総合テレビ

12月28日夜、小千谷市内の路上で子グマ1頭が目撃されました。
近くには民家があることから、警察は近隣住民に注意を呼びかけています。

28日午後7時前、小千谷市南荷頃の道路上で、「クマ1頭を目撃した」と近隣住民から小千谷市に通報がありました。

現場は民家が点在する山間部で、目撃されたのは体長約80センチの子グマでした。

警察によりますと、現在のところ、子グマによる人や建物などへの被害は報告されていないということです。
その後の子グマの行方はわかっていません。

今年はクマのエサとなるブナの実などが凶作で、エサを求めてクマが人里に降りてくるケースが多発していている県内。
12月29日午前11時半時点で、クマの目撃情報は3450件と過去最多となっています。
こうした中、親グマとはぐれてしまった「離れ子グマ」の目撃も相次いでいます。

今回目撃されたクマも、「離れ子グマ」の可能性が高く、離れ子グマは親から冬眠の仕方を学べておらず、民家の床下などで冬眠する場合もあることから、警察は小千谷市と連携して、近隣住民に注意を呼びかけています。

最終更新日:Mon, 29 Dec 2025 12:01:43 +0900