
新潟県内で初めて確認された蓋付きの土器。県埋蔵文化財センターはどのように使われていたのか、その謎を解き明かしていくとしています。
【齋藤正昂アナウンサー】
「こちらに展示されている蓋のついている土器。国内で見ても珍しいものだといいます」
新潟市秋葉区の県埋蔵文化財センターで公開されたのは、県内で初めて確認された縄文時代の蓋付土器。
これは村上市にある約4000年前の縄文時代後期の遺跡、上野遺跡で発掘されたものです。
県内最大級の大規模な集落があったとされる上野遺跡では、土葬が一般的とされている縄文時代に高温で焼かれた人の骨が集まっている遺構など、様々な珍しいものが見つかっていましたが…
【県埋蔵文化財調査事業団 加藤元康 専門調査員】
「蓋が非常に多く出土するという特徴があったが、今回、蓋と土器がかみ合う事例が初めて分かった」
下の深鉢は2020年に、蓋は2022年に出土したもので、調査が終わるにあたって去年6月に出土品の整理をしていたところ、完全にかみ合うことが判明したといいます。
【県埋蔵文化財調査事業団 加藤元康 専門調査員】
「蓋の形と口径がよく似ているなというところで、おもむろに合わせてみたところ合った。4000年ぶりの再会ということになる」
そして、形状にも特徴が…
【県埋蔵文化財調査事業団 加藤元康 専門調査員】
「穴が空いているので、ひもを通せるという状況でもあるし、下から全体的に包むような形でひもが巻かれるように引っかけを作っているというところもあるので、非常に密封性の高さを意識した土器になる」
また、深鉢のみ“すす”や“焦げ”が付着して表面が黒くなっていることから、蓋を外して使用する場面もあったと考えられるといいます。
【県埋蔵文化財調査事業団 加藤元康 専門調査員】
「どういった生活をしてきたのかとか、こういった特殊な土器がどういう用途に使われてきたのかとか、そういった点を今後明らかにしていきたい」
蓋付土器は県埋蔵文化財センターで1月17日から開催される企画展で展示されます。
最終更新日:Fri, 16 Jan 2026 22:00:00 +0900



