
ミラノコルティナオリンピック、いよいよ日本時間の2月18日未明、フィギュアスケート女子シングルに新潟市出身の高校2年生・中井亜美選手が登場します。本番前の公式練習で好調さをアピール。夢の舞台に挑みます。
■新潟出身・中井亜美選手 子どもたちの憧れの存在に
オリンピックの熱戦が続くイタリア・ミラノ。
フィギュア女子日本代表で新潟市出身の中井亜美選手(17)も本番を前にリラックスした表情です。
【中井亜美 選手】
「きのう選手村を満喫して、色々坂本花織選手が教えてくれて、食堂に行ってご飯も食べた。めっちゃ騒いだのが楽しかった」
公式練習では、ショートプログラムを確認し、順調な仕上がりを見せました。
【中井亜美 選手】
「4年に一度の大舞台をどれだけ楽しめるか、自分自身楽しみ。早く舞台に立ちたい」
初のオリンピックに挑む中井選手に新潟の子どもたちは…
【子ども】
「目標に向かって努力して夢をつかんでいて尊敬している選手」
【子ども】
「新潟に来てくれたときにサインをくれたり、写真を撮ってくれたりして、そのときにニコニコしていて優しい人だなと思った」
【子ども】
「みんなの憧れで、一番頑張ってほしい人」
子どもたちの憧れの存在になっている中井選手も幼い頃、浅田真央さんに憧れてスケートを始めました。
【中井亜美 選手】
「(夢は)オリンピックに行けたらいい」
小学生の頃、指導に当たっていた渡部幸裕コーチは当時をこう振り返ります。
【渡部幸裕コーチ】
「練習に対してコツコツと努力を積み重ねられる選手。チャレンジだったり、諦めないスケートに対して前向きに向き合っていた」
小学4年生で5種類の3回転ジャンプをマスターし、全国大会では2度の優勝。次世代スケーターとして注目を浴びていましたが、同時にこんな思いが…
【中井亜美 選手】
「ノービスくらいの時に全国大会に出て、やっぱりその時に圧倒されたというか、まだまだ自分は程遠いんだなと感じはじめて」
さらなる高みを目指し、小学校卒業と同時に千葉県のMFアカデミーへの移籍を決めました。
【MFアカデミー 中庭健介コーチ】
「彼女の長所は生かした。手をうまく使って飛び上がって回転を生み出していたので、それを強くするという方向にシフトを切った」
■初めて経験する大きな試練…23年シーズン中に腰をケガ
移籍して2年目、中学2年生で出場した全日本フィギュアでは2本のトリプルアクセルを成功させ4位入賞。
その後も世界ジュニアで表彰台に上がるなど順調に夢への階段を登っていきましたが…
【中井亜美 選手】
「本当に落ち込んだし、結構つらい状況になった」
2023年、シーズン途中に腰をケガ。その年の全日本ジュニアは過去最低の10位。初めて経験する大きな試練でした。
【MFアカデミー 中庭健介コーチ】
「改めてしっかり足元から固める。滑りに着目をして滑りをもっとシニアの舞台で勝てるようにするためのいいきっかけではあった」
腰に負担のかかるジャンプやスピンができない中、スケーティングの基礎を見直し、滑りや表現の練習に力を入れました。
ジュニア最後のシーズン。リンクを訪れると、持ち前の流れとキレのあるジャンプが復活。しかし、試合で苦戦していたのが、代名詞でもあるトリプルアクセルでした。
【中井亜美 選手】
「諦めないというのは絶対に大切にしていること。どうしても練習でトリプルアクセルがうまくいかない時があっても、何度も挑戦することを大事にしているし、諦めてしまったらそこで終わってしまうと思っている。小さい頃からずっと続けてることなので、それは今後も大切なことになってくると思う」
■ケガを乗り越えつかんだオリンピック代表の座
オリンピック代表が決まる全日本フィギュア。中井選手は初日のショートプログラムでトリプルアクセルを成功させ、2位につけます。
【中井亜美 選手】
「すごく今目の前まで来ているので絶対に逃してはいけないチャンス」
運命のフリープログラム。冒頭のトリプルアクセルは回転の軸を作ることができず、まさかの失敗…しかし、失敗を引きずらず、アクセル以外のジャンプを全て成功。
ケガをきっかけに磨いた滑りや表現も高く評価され総合4位。オリンピック代表の座をつかみ取りました。
そんな中井選手が小さい頃から大切にしている思いがあります。
【中井亜美 選手】
「新潟で得たことは、やっぱりスケートの楽しさを忘れないというのは小さい頃から言われていて楽しむことが一番だし楽しまなきゃ結局やっていけないと思っているので、それは今でも大切にしていること」
生まれ育った地元・新潟からもたくさんのエールが送られています。
【子ども】
「笑顔で頑張ってほしい」
【子ども】
「亜美ちゃんらしくオリンピック頑張ってください」
【渡部幸裕コーチ】
「亜美のスケートに対しての思いが滑りに自然に出てベストを尽くして頑張って欲しい」
【中井亜美 選手】
「テレビで浅田さんの演技を見てスケートを始めたいと思ったのは、その大舞台ですごく輝いている姿を見たから。自分もオリンピックで最高に輝いている姿を皆さんに見てもらって、少しでも始めてみたいなとか、夢を持っていただけるような演技をしたい」




