
肌寒さが続く中、新潟県佐渡市ではその冷たい風が甘みを引き出す“干し芋”づくりが行われました。
寒風が吹き荒れ、白波が立っていた佐渡市。そんな中、枯れ草の隙間からは春の使者・福寿草が顔をのぞかせ、季節の移ろいを感じさせます。
【梶井美千枝さん】
「長生きしないと。孫たちが『ばあちゃん、干し芋』と言う。それまで生きておかないと」
こう話すのは、毎年秋に収穫したサツマイモで干し芋を作っている梶井美千枝さん(77)。
この日は孫のリクエストに応え、今シーズン最後となる干し芋づくりを行いました。
【梶井美千枝さん】
「(皮を)むくと、白くなっているのがデンプン。2回むくと、サツマイモの色が出る。これをするとおいしく、甘みも強くなる」
皮をむき、大きな鍋でじっくり蒸したら一つ一つ並べて干し、佐渡の冷たい風にさらしていきます。
かつて佐渡では多くの農家が作っていたという干し芋ですが、今は数軒が作るのみに…
【梶井美千枝さん】
「親戚やお世話になっている方にもあげる。とても喜ばれるものだから、今年もまたやってあげたいと思って」
家族や知人の笑顔のために…その思いが昔ながらの手仕事を伝えていきます。
最終更新日:Thu, 12 Mar 2026 05:15:00 +0900



