
新潟県や新潟市の審査で水俣病と認められなかった男女8人を水俣病と認めるよう命じた新潟地裁の判決結果を受け、「疑問を呈さざるを得ない」と発言していた新潟市の中原市長。この発言をめぐり、原告団からは抗議の声が上がる中、中原市長は3月23日、会見を開き「判決結果ではなく、司法との判断が食い違う国の水俣病認定制度への疑問に対する発言だった」と補足説明を行いました。
【新潟市 中原八一 市長】
「私の言い方が十分でなかったというところもあるので、補足をさせていただきたい」
23日、新潟市の中原市長が急きょ会見を開き説明したのは、県や新潟市の審査で水俣病と認められなかった男女8人を認定するよう命じた新潟地裁の判決をめぐる自身の発言についてです。
【新潟市 中原八一 市長(19日)】
「(国の)法定受託事務を執行する市の立場としては、なぜこのような結果になるか疑問を呈さざるを得ないというふうに考えている」
この発言について、中原市長は「判決に疑問があると受け止められるようなところがあった」とした上で…
【新潟市 中原八一 市長】
「国しか変えることのできない水俣病認定基準と司法の判断が食い違っている水俣病認定制度の現状に疑問があるとお伝えしたかったものである」
発言の趣旨は判決結果ではなく、国の制度自体への疑問だったと説明。
控訴するかどうかについては県や新潟市単独では判断できないとして、国からの方針を聞いた上で3月26日までに判断するとの考えを示しました。
一方、原告を支援する団体は…
【新潟水俣病訴訟を支援する会】
「明文規定がない以上、法定受託事務といえども、処理基準にも書いていない判断を知事も市長もされているということで、その辺、誤解があってもいけない。ぜひ、その点含めてご検討いただきたい」
水俣病の認定・棄却の判断基準について、国は明確に示しておらず、棄却の判断は県と新潟市によるものだったと指摘。
控訴しないよう求める要請書を県と新潟市に提出しました。
【新潟水俣病訴訟を支援する会 萩野直路さん】
「司法で判決を受けた患者の8割が水俣病と認められている。その事実に向き合っていただきたい」
控訴の行方は…県と新潟市がどのような判断を下すのか注目です。
最終更新日:Tue, 24 Mar 2026 13:00:28 +0900




