新潟市西区の新潟大学・五十嵐キャンパスすぐ側にある食堂「うめこまち」。
来店客のほとんどが大学生ということもあり、安くてボリュームのあるメニューが多く並びますが、中でも人気なのが唐揚げとフライが入った〈日替わり定食〉。
このボリュームで値段はなんと680円!
メインとなる唐揚げは醤油ダレや味噌ダレ・カレーなど11種類の味付けがあり、フライの種類も日によって異なります。
この日は旨辛坦々ダレのかかった唐揚げとエビフライ・春巻きがセットに。気になるその味は…?
【桶屋美圭アナウンサー】
「鶏肉がプリプリ。噛めば噛むほど旨味が出てきておいしいです。旨辛坦々ダレもアクセントになっていて、これはご飯が進みますね。唐揚げとエビフライと春巻きが入って680円は安すぎます」
あまりの安さに驚きますが、おととしまでは、さらに安い620円で定食を提供していたと話すオーナーの石栗さん。
しかし、近年の世界情勢などを受け、唐揚げに使用する鶏肉の価格もこの数年間で2倍となり、段階的に値上げせざるを得なかったと言います。
【うめこまち 石栗隆雄オーナー】
「肉の量は減らさないが、パン粉や卵など工夫できるところはしている」
原材料費に加え、光熱費の高騰も続き、先が見通せない状況ですが…
【うめこまち 石栗隆雄オーナー】
「日々の食事で、そんなに高いお金は出せないので、なるべくギリギリでやっていきたい。値段を気にせず、気軽に外食を楽しんでほしい」
そんな思いやりが詰まったうめこまちの定食を求めて、この日もオープンからひっきりなしにお客が来店していました。
【学生】
「自炊も結構大変だったりする。こうやって、大学の近くで安い値段でおいしいご飯が食べられるので、すごくありがたい」
【学生】
「他のお店も価格が高くなっていたりするので、この値段でこの量を食べられるのはめちゃいい」
Q.午後から頑張れそう?
「めちゃくちゃ頑張れる」
午後からの活力を蓄えていたのは学生だけでなく…
【サラリーマン】
「ここはサラリーマンにとってコストパフォーマンスが高い。味もいいし」
【サラリーマン】
「味のバリエーションもあるので、飽きたらこれ、これと変えられるところがいい。生きるのに欠かせない存在」
うめこまちの定食は年齢・性別問わず、多くの人の胃袋をがっちり掴んでいました。