BCリーグからNPB2軍リーグへ参加表明
アルビBC 池田拓史 社長:
新潟アルビレックスBCは経営理念である「ふるさとのプロ野球」による地方創生をさらに推進し、新潟県の地域活性化と新潟県への地域貢献を実現するためNPBファーム・リーグへの参加申請にチャレンジします
NPB12球団の2軍で構成されるファーム・リーグへの参加申請を表明したのは、BCリーグに所属するアルビBCの池田拓史社長だ。
ファーム・リーグはこれまでイースタンリーグとウエスタンリーグに分かれ戦ってきたが、NPBは2024年シーズン、もしくは2025年シーズンから新たに参加する球団を2023年4月から募集していた。
アルビBCは読売ジャイアンツや東北楽天ゴールデンイーグルスなどが所属するイースタンリーグに来季から参加することを目指す。
アルビBC 池田拓史 社長:
ファーム・リーグの球団様と試合をやっているというものを、子どもたちが日常の生活の中で見るという状況になる。子どもたちの夢が広がり、新潟県の野球界のさらなるレベルの向上、未来のプロ野球選手の輩出につながるであろう環境整備が進むと思っている
年間140試合…選手と資金確保が課題に
参加が決まった場合、試合数は年間140試合ほどと、BCリーグに比べて倍増することから、選手の確保が課題となる。
アルビBC 池田拓史 社長:
これまでもしっかりと取り組んできたが、これまで以上にNPBでの実戦経験のある選手や外国人の選手など、そういった部分を強化していく必要がある。もちろん並行して高卒選手や大卒選手、社会人出身選手を育てていける環境の整備も行っていく
また、県外での試合も増えることから遠征費や宿泊費など、これまで以上に資金の工面が重要となるが…
アルビBC 池田拓史 社長:
現実的に目指せる収入ラインを精査している段階。報道などで1人でも関心を高めていただくことで、この構想を色んな立場から応援したいというようなお声もいただけると感じている。スポンサーの社数、金額というものを増やしていく方策というのは必要になってくる
有名選手が…!街からは期待の声
選手の確保や資金など課題が残るものの、アルビBCのファーム・リーグへの参加表明に街からは期待の声も上がっている。
街の人:
巨人の2軍の選手とか有名な人もいるので見てみたい
街の人:
とてもすごいことなので頑張ってほしい。参加が決まれば、ぜひ見てみたい
街の人:
よくラーメン王国とかお米とかお酒とか言うが、新潟が盛り上がる一つのカンフル剤になれば
来季から参加を希望するチームの応募締め切りは7月31日で、NPBの審査を経て、ファーム・リーグに参加できるかどうかが決まる。
アルビBC 池田拓史 社長:
これであれば新潟アルビレックスBCがきちんとファーム・リーグにおいてしっかりとした球団経営が可能なのではないかというふうにNPBの皆様に思っていただける水準を、まずスピード感を持って短期間でつくり上げる