文化を後世に!若い世代へ魅力伝える
新潟市中央区の老舗料亭「行形亭」で7月27日、料亭・花街文化の体験会が開かれた。この日は4人の古町芸妓が日本酒をお酌。
古町芸妓の魅力を20代・30代の若い世代にも知ってもらおうと、体験会では通常芸妓1人につき1時間1万円程の花代が無料に。
体験会では、会席料理も含めて5000円~7000円で楽しむことができる。
新潟商工会議所が県の補助を受け、開催するこの体験会。
新潟商工会議所の小沢謙一理事・事業部長は「柳都振興を立ち上げて30数年経っているが、立ち上げた頃の方々がだんだん年を取って、若い方々が少ない」と体験会を開いた背景について話す。
「古町芸妓」や「料亭」の文化を受け継いでいくためにも、若い世代には身近に感じてもらう機会にしてほしいと言う。
行形亭の行形貴子さんは「『高いから私たちじゃ行けない』と、自分たちで壁をつくってしまっているような気がする。新潟にも料亭があることを知っていただく、いいきっかけになると思う」と話す。
また、古町芸妓の紅子さんも「自分より年上の方はもちろん勉強になることはあるが、例えば自分と同じくらいの方がお客さんでいたら、こんなに心強いことはない」と若い世代への普及に期待を寄せる。
体験会は20代・30代限定で9月~11月の土曜日に開かれる。