新潟県民なら知っている「あの有名人」も撮影! 明治創業の老舗写真館で記念撮影 肖像写真の良さを伝える小熊写真館<上越市高田本町商店街>

10月のバズタイムズは、上越市の高田本町商店街を紹介していきます。今回は「あの有名人」を撮影した老舗写真館で、貴重な体験をさせていただきました。

明治41年創業 歴史あるレトロ写真館

上越市の高田本町商店街に立つ小熊写真館。レトロでメルヘンチェックな外観が特徴の、歴史ある写真館です。

昭和56年に今の建物に建替えましたが、明治時代に建てられた旧館は「登録有形文化財」として博物館明治村(愛知)に保存されています。

旧館は博物館明治村(愛知)に保存

博物館明治村に移築された旧館は、テレビドラマのロケ地のほか、漫画に登場する写真館のモデルとしても使われたんだそうです。

風見鶏のある時計台とレンガ造りが特徴的な今の建物は、昭和56年に建て替えられた2代目。おとぎ話に出てきそうな建物に入ると、見渡す限り素敵な肖像写真が飾られています。

小熊文子さんによると、七五三・卒入学・成人式など家族の節目の記念に撮る人が多い一方、特別な事がなくても1年に1回必ず家族写真を撮る人もいるそうです。

日本にスキーを伝えた「レルヒ少佐」の肖像写真も撮影

館内にはかなり古い写真も飾られています。なんと、日本にスキーを伝えたとされる「レルヒ少佐」の写真も飾られていました。

小熊写真館の創業者が撮影したレルヒ少佐の肖像写真

小熊写真館の創業者・小熊和助が、開業から3年後の明治44年に上越市の金谷山で、軍人・堀内文次郎とレルヒ少佐を写したんだとか。

小熊貞良さんは「白黒で色がない分、色を想像できるし趣がある」と白黒写真の良さを話してくれました。

館内にはほかにも、かつての貴重な記録を今に伝える写真がたくさん飾られています。

設定はかわいい姉妹!?  MC2人も記念撮影

肖像写真を撮り続けて115年。歴史ある小熊写真館で、小越さんと長谷川アナも記念撮影!

「頭のてっぺんを寄せるようなイメージで。うん、いいですね」

「きょうは”かわいい姉妹”という設定でいきましょう」

「かわいい。どう撮ってもかわいい」

小熊文子さんの温かい声かけもあり、撮影は和やかなムードの中で行われました。

小越春花:
すごい!私たちじゃないみたいですね。

長谷川アナ:
小熊さんが引き出してくださった表情です。

小熊文子さん:
何年も経って見返すと、より輝いて見える。そういう昔ながらの撮り方の良さをもっと若い方々に知ってほしい。

小越春花のロケ後記 「思い出に残る時間」

オープニングで「こぐま」とか言って小熊のポーズをしたんです。けど、あのオープニングからは考えられないほど歴史が深かったです。普通の生活では味わえない体験ができました。

冒頭のシーン

そして館内にはレルヒさんがいらっしゃったんですよ。有名な人の写真が飾ってあっただけでなく、あのレルヒ少佐を小熊写真館さんが撮ったと聞いて、さらに驚きました。写真は動かないけど、「こういう状況だったのかな」「こういう色だったのかな」と想像が働くのがいいですよね。

写真館に来たのは、高校生入学記念に家族で撮影して以来です。普段、仕事で写真を撮ってもらうことは多いんですけど、生写真撮影とは全然違いましたね。珠ちゃんと2人で「どんなポーズにしようか」とか「恥ずかしいね」とか言いながら撮っている時間が、すごく思い出に残ります。撮影も、その人に合わせて照明や背景の色を組んでくれる。すぐにその人の魅力的な部分を引き出して、ポーズや表情、何から何までやってくださって、これはなかなかできない体験です。

写真チェック

今回のロケを通じて、写真館で記念に撮る大切さを改めて感じました。人生の節目でこういう場所に来て写真に残すというのは、やらないよりもやったほうがいい。写真を見た時に「あの時こういうことがあったね」とか、親しい人との思い出、その時の自分の気持ちとか、写真を見ただけで思い出せるなと思いました。

私も人生の節目で写真館に来て、写真を撮ろうって思いましたね。皆さんも「時間がない」とか言わず、絶対に写真館で撮ったほうがいいです。後から人生を振り返った時に、あの時写真館に行ってよかったと絶対思えます。

思い出を形に…  肖像写真を撮ってみませんか

高田本町商店街の小熊写真館。昔と変わらない上品で力強い写真を大切にしている、素敵な写真館でした。

【小熊写真館】
住所:上越市本町3-1-2
電話:0120-345-514
営業:午前10:00~午後6:30 ※月曜定休