【冬限定スイーツ】和菓子と洋菓子のプロが生み出す絶品”大判焼き” 親子3代続く菓子店の名付け親は女優!?<バズタイムズ/阿賀町津川>

新潟県内の商店街を訪れ、地域の知られざる魅力を伝えるバズタイムズ。11月は阿賀町津川商店街を中心としたエリアを巡っていきます。今回は親子で切り盛りする菓子店で冬限定スイーツをいただきました。

父=和菓子・息子=洋菓子 それぞれの良さをいかしたお菓子が並ぶ

阿賀町津川にある「お菓子のきりん堂」。創業約70年の親子3代に渡って続く菓子店です。和菓子や洋菓子、阿賀町にちなんだ種類豊富なお菓子が並んでいます。

きりん堂の2代目・野潟勉さんは伝統を受け継ぐ和菓子担当。息子で3代目の澄孝さんは洋菓子担当で、新しい洋菓子のスタイルを常に模索しています。

店内には、阿賀町津川の伝統行事「狐の嫁入り行列」にちなんだ商品も。

ちなみに「狐の嫁入りもなか」は父・勉さんが担当。キツネの焼き印がかわいらしいマドレーヌは、息子の澄孝さんが作っています。

色紙に間違えて・・・「きりん堂」の名付け親は女優

お店の名前「きりん堂」にはこんなエピソードがありました。
実は名付け親は初代でも2代目でも3代目でもありません。

1978年から放送されたテレビドラマ「姿三四郎」は、津川でも撮影が行われました。当時のきりん堂は「文化堂支店」という名前でしたが、出演した女優・竹下景子さんからサインをもらう際に、竹下さんが間違えて色紙に「きりん堂」と書いたんだとか。

津川の麒麟山が頭に思い浮かんでいたのでしょうか。竹下さんがなぜ「きりん堂」と書いたのか、はっきりとした理由は分かっていません。
その後、お店を会社組織に変更する際に、この「きりん堂」という名前をそのままつけたということです。

親子の力が結集!冬限定の人気スイーツ”大判焼き”

そんなきりん堂には、冬限定の人気商品があります。それが大判焼き。

小越さんはカスタードの大判焼きを試食しました。「カスタードが本当に優しい甘さですね。皮がふわふわ・もちもちで最高です」と、こぼれんばかりのカスタードが包まれた大判焼きを食べ進めます。

一般的なカスタードの大判焼きは市販のクリームを使うことが多いですが、きりん堂のカスタードは洋菓子のプロである3代目・澄孝さんが手作りした本格派。「妥協はしないでつくっています」と、クリーム同様に自信もたっぷりです。

長谷川アナはあんこの大判焼きをいただきました。「たっぷり粒あんですね。しっかり甘味はあるけど後味はあっさりしていて食べやすい」。和菓子担当の2代目・勉さんが丹精込めてつくった優しい甘さのあんこが、ほっこりとした気持ちにさせてくれます。

大判焼きの中には、洋菓子・和菓子それぞれのプロのこだわりが詰まっていました。

小越春花ロケ後記 上手に割れなくて・・・

最初は地元の麒麟山から名付けた店名なのかな?と思ったのですが、違いました。女優さんが間違えて色紙に「きりん堂」と書いたことが始まりなんだそうです。「文化堂支店」から「きりん堂」ってすごい変貌ですよね。きっとビビッと来るものがあったんでしょうね。

お店にはたくさんお菓子が並んでいるんですけど、大判焼きが本当に美味しかったです。幼い頃から親しみのある食べ物ではあるんですが、どちらかというと「和」のイメージがありました。

でも洋菓子のプロがつくった自家製カスタードが美味しかった!バニラビーンズの風味が「ぶわっ」と来る感じとか、本当にいい甘さでした。そんなカスタードをがっちりガードしてくれる大判焼きの生地も良かったです。

ちなみに、インサート撮影のために大判焼きを2つに割る「手タレ」にもなったんですが・・・カスタードがたっぷりで、クリームがブシャーと飛び出ちゃいました。きっと本編には採用されないと思うんですけど、どこかで使っていただけたら嬉しいです。けっこうたくさんの人に囲まれて撮影したので本当に焦りました。あの失敗はどこかで回収してほしいです。

割るのに失敗した大判焼き(もちろん、おいしくいただきました)

ほかほか大判焼きを召し上がれ

阿賀町津川の「お菓子のきりん堂」。これからの寒い冬には、出来たての温かい大判焼きがおすめです。

【お菓子のきりん堂】
住所:阿賀町津川93
電話:0254ー92ー2403
営業:午前8:30~午後7:00
※不定休