変化する理想の上司像…“親しみやすさ”求める若手社会人「話しかけやすくないと頼もしい意味ない」 8年前は!?

大手生命保険会社が、新入社員が選ぶ理想の上司ランキングを発表した。求められる上司像は年々変わっているようだが、いまの理想の上司像について、若手社会人に聞いた。

明治安田生命保険が今春に社会人となる学生1100人を対象に調査を行った「新入社員が選ぶことしの理想の上司ランキング」。

男性1位はタレントの内村光良さん、女性1位はアナウンサーの水卜麻美さんで、ともに8年連続の1位に。

中でも注目は、メジャーリーグ開幕に向けてキャンプで汗を流しているロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手で、ランキング初登場で2位にランクインした。

プレーだけでなく振る舞いや人柄でチームを引っ張る姿から、「実力がある」「頼もしい」と多くの支持が集まった。

若手社会人に聞く“理想の上司”

新潟市で若手社会人に理想の上司像について聞くと…

社会人3年目:
ムロツヨシさん、よさそう。親しみやすいのが私は一番大事だと思う。相談しやすかったり、親しみやすいほうが困ったときに相談できるからミスが減る

社会人2年目:
1位の内村(光良)さんかな。親しみやすそうなキャラクター。親しみやすいほうが相談しやすい

社会人2年目:
大谷さん。愛嬌のある方で話しやすいのかなと。親しみがあって頼もしいのがベスト。まず親しみがあって話しかけやすい人じゃないと、頼もしい意味がないのかなと

若手社会人の多くは、「親しみやすさ」を重要視しているようだ。また、就活生も…

就活中の専門学校生:
理想の上司は後輩思いで、時には厳しく、時には優しくしてくれる人

いま求められているのは“関係重視型”

調査結果でも、重視する要素として「親しみやすい」が男女ともに最も多く、親身に寄り添ってくれる「関係重視型」が求められていると、分析されている。

ちなみに8年前は「知的性・スマート」や「頼もしい」が最も多い意見だった。この変化について、ベテラン社会人は…

社会人歴約30年:
いまの若い子はそうかもしれない。昭和のおじさんからすると、ちょっと接し方は…と感じることも

理想の上司像が変化する中、難しさも感じているようだ。

新年度まで1カ月、新入社員に親身に寄り添うことが良好な関係を築くポイントになるかもしれない。