加茂市地域おこし協力隊の阿部です。
今回は加茂市の春の風物詩「加茂川を泳ぐ鯉のぼり」をご紹介します。
「加茂川を泳ぐ鯉のぼり」の基本情報
毎年4月上旬から5月上旬にかけて加茂市街の中心部を流れる加茂川に、約500匹の鯉のぼりが泳ぎます。春とともに訪れるこの光景は加茂市の春の風物詩として知られています。
1989年より地域を盛り上げたいという想いから地元有志によってゲリラ的に始まりました。
約500匹という新潟県内でも最大級の規模と、地面近くに吊るされるため、国内でも珍しい「触れる」鯉のぼりということもあり、加茂市内だけでなく市外からも多くの方がお越しになります。特に休日やゴールデンウィークは多くの家族連れで賑わいます。
今回は鯉のぼりが加茂川に泳ぐまでの工程を少しだけご紹介します。
鯉のぼりの口に紐をつける
加茂川で泳いでいる鯉のぼりの多くは全国からご寄付いただいたものになります。
各ご家庭で使われなくなった、思い出のたくさん詰まった鯉のぼりを使わせていただいています。
そんな鯉のぼりに、まずは紐を付けていきます。
ポイントは、1カ月もの間雨の日も風の日も泳がせるので、途中で外れてしまわないようにしっかり結ぶことです。
今年は「加茂川に鯉のぼりを泳がせる会」の皆さんや、加茂市役所からのボランティアスタッフによって約500匹の鯉のぼりの口に紐が付けられていきました。
加茂川にワイヤーを架ける
次に加茂川を横断するようにワイヤーを取り付けていきます。
期間中決して外れることのないようにしっかりと設置していきます。
たるまないようにするために力が要る作業です。
ワイヤーに鯉のぼりを取り付ける
ワイヤーが設置できたら、いよいよ鯉のぼりを泳がせていきます。
色や形をどこに配置するか、バランスを見ながら1匹ずつ設置していきます。
一番端っこのほうは小さい鯉のぼり、河川敷の人が多く歩くところは触れるように大きな鯉のぼりを多く配置します。
こうして今年も無事に鯉のぼりを泳がすことができました!
最後に
いかがでしたでしょうか?
毎年多くの人を楽しませている加茂川の鯉のぼりですが、「鯉のぼりを泳がせる会」の皆さんやボランティアスタッフの想いがあるからこそ約500匹もの鯉のぼりが泳いでいたんですね!
それでも段々と鯉のぼりは傷んでいってしまいます。「鯉のぼりを泳がせる会」ではご自宅に眠っている鯉のぼりを募集しております。
多くの仲間たちと一緒に加茂川で泳がせてあげませんか?
ご寄付いただける方は加茂市役所1階の商工観光課にお持ちいただくか、宅配便にてお送りください。(大変恐縮ですが、送料はご負担くださいますようお願いいたします。)
〈お問い合わせ先〉
959-1392 新潟県加茂市幸町2丁目3番5号
加茂市役所内 加茂市観光協会
TEL/FAX 0256-53-0234
MAIL kankou.kamo@ginzado.ne.jp
【加茂川を泳ぐ鯉のぼり】
期間:令和6年4月6日(土)~5月7日(火)頃
会場:加茂川 葵橋周辺(加茂市青海町ほか)