“タバコ”が原因の火事再現
新潟市消防局で行われたタバコの不始末が原因となる火事の再現実験。
まずは、タバコの火が完全に消えていない状態でゴミ箱に捨ててしまったケースだ。
ゴミ箱に入れて約15分後にゴミ箱から白い煙が上がり、室内に煙が充満。火災報知器が鳴り始めた。
さらに5分が経過すると、ゴミ箱から激しい炎が上がってきた。
また、灰皿を吸い殻で山盛りにし、そこに完全に火が消えていない状態のタバコを捨てたケースでは、実験開始から10分後に灰皿が割れ、吸い殻がカーペットや衣類の上に落ちてしまった。
火事防止へ「確実に火を消して」
こうしたタバコの不始末が原因となる火事が新潟市内で増加していて、2024年はすでに9件、5月に入って4件確認されている。
新潟市消防局予防課の滝沢海宇さんは「皆さんには、タバコを水につけるなど確実に火が消えてから処分するようにお願いしたい。万が一、火事が発生してしまったときの対策として住宅用火災警報器の設置、有効に作動するかの点検をお願いしたい」と注意を呼びかけた。
また、新潟市消防局はポイてをしないことや寝タバコをしないことも対策の一つとして注意を呼びかけている。