雪の結晶が舞い散る中、タイムマシンに乗って35年前の新潟へ。あの頃、スキー場はどんな様子だったのでしょうか。今回は、1988年の妙高高原スキーリゾートへタイムスリップ。スキーブームの絶頂期、人々の笑顔と熱気に包まれた雪山の風景をお届けします。
ファッションで振り返る、昭和の“ナウい”ゲレンデスタイル
白銀の世界に、色とりどりの人影が行き交います。
1988年の妙高高原、スキーブームの真っ只中にあったこの時代。ゲレンデを彩る人々の装いは、まさに”昭和の香り漂うファッション”の宝庫でした。
「あれ?みんなの腰に何かついてる?」
そう、目を引くのは高い確率で着用されているウエストポーチ。今でこそレトロな印象を受けますが、当時は最先端で“ナウい”アイテム。スキーヤーたちは、このコンパクトな相棒に小物を詰め込んで、颯爽とゲレンデを滑り降りていたのです。
女性たちのウェアに目を向けると、白やパステルカラーが主流。
柔らかな色合いが雪面に映え、まるで妖精たちが舞い降りたかのような幻想的な光景を作り出していました。
夜の赤倉温泉街、若者たちの熱気に包まれて
日が暮れても、スキーリゾートの賑わいは続きます。夜の赤倉温泉街は、若者たちの笑い声と熱気に包まれていました。
温泉街には、その日のスキーの興奮冷めやらぬ若者たちが集まっています。「今日の滑りは最高だったね!」「明日はあのコースに挑戦しよう!」とはしゃぐ声が聞こえてきそうです。
そして、夜のゲレンデを彩るのは、幻想的なたいまつ滑走。
オレンジ色の炎が描く光の軌跡は、見る者すべての心を魅了しました。「あれ、やってみたい!」当時の若者たちが、一度は憧れたイベントだったのです。
タイムスリップは続く、1972年の妙高へ
さらに時を遡ること16年、1972年の妙高の映像も見てみましょう。ここでは、スキーがまだ大衆化する前の姿が垣間見えます。
今では珍しくなった一人乗りリフト。乗り心地は決して良くなかったかもしれませんが、ゆっくりと上がっていく間に見える雪景色は格別だったことでしょう。
当時のスキーウェアは、今と比べるとかなり細身のデザイン。防寒性はともかく、スタイリッシュな印象を受けます。「寒くないのかな?」と心配になってしまいますが、きっと滑走の熱気で寒さも吹き飛んでいたのでしょう。
そして、スキーの後は皆で近くの店に繰り出す光景も。
店内では、スキーヤーたちが音楽に合わせて踊り、店員さんも一緒になって盛り上がっています。「今日は最高の一日だったね!」そんな歓声が聞こえてきそうな、活気あふれる映像です。
時代は移り変わり、スキー文化も大きく変化しました。しかし、雪山を楽しむ人々の笑顔は、昔も今も変わらないのかもしれません。この懐かしい映像を通じて、スキーリゾートの歴史と共に、新潟の冬の魅力を再発見できるのではないでしょうか。
雪山での思い出は、時を経ても色あせることはありません。あなたの心に残る、特別なスキーの思い出はありますか?懐かしい映像を見ながら、雪山での思い出話に花を咲かせてみるのも素敵かもしれませんね。
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