ダムの中は別世界!?早出川ダムで見つけた意外な魅力とは
皆さん、ダムと聞いて何を思い浮かべますか?巨大な壁?大量の水?実は、その内部には私たちの想像を超える驚きの世界が広がっているのです。今回、新潟県五泉市にある早出川ダムの内部を探検し、その意外な魅力に迫ります。
早出川ダム – 多彩な役割を担う水の要塞
早出川ダムは、1980年に完成した多目的ダムです。「早出川ダムは、洪水を防ぐだけでなく、水力発電や農業用水の供給、さらには川の水量を維持するなど、様々な目的を持っています」と、早出川ダムの係長を務める佐藤さんは説明してくれました。
2023年の記録的な猛暑で貯水率が0%まで落ち込んだこともある早出川ダムですが、2024年は水量も十分にあるそうです。しかし、近年の異常気象に対する警戒は怠れません。
ダムは私たちの生活を支える重要な施設です。洪水から街を守り、農業を支え、電力を生み出す。その役割は多岐にわたり、日々変化する気象条件に対応しながら、常に最適な運用が求められています。
ダムの内部探検 – 意外な発見の連続
ヘルメットを被り、ダムの内部に足を踏み入れた瞬間、そこは全く別の世界でした。螺旋階段を下りていくにつれて気温が下がり、雨の日のような独特の匂いが漂います。「なんだか、ドラクエの世界に入り込んだみたい」と思わず呟いてしまいました。
最も驚いたのは、ダムの壁に生えている植物です。「これは照明植生と呼ばれるもので、照明の光を餌にして育つ植物なんです」と佐藤さんは説明してくれました。光を餌にする植物とは、まるでSF映画の世界のようです。
さらに驚きだったのは、ダムの中にある撮影スポット。真っ暗な場所でストロボ撮影をすると、なんとハート型が浮かび上がるのです。「ダムにこんなロマンチックな仕掛けがあるなんて!」と思わず声を上げてしまいました。
ダムドル(ダムアイドル)襲名 – 新たなジャンルへの挑戦
ダムの裏手にある広場に出ると、そこにはまた別の驚きが待っていました。ダムを背景に写真が撮れるスポットがあり、まるでアイドルの撮影会のような雰囲気です。
「ここは見学に来た方がダムを背景に写真を撮ってもらうような場所になっております」と佐藤さん。思わず「ダムアイドル」を名乗りたくなるような、ダムの新たな魅力を発見しました。
最後に、佐藤さんからダムカードをいただきました。「早出川ダムは、そんなに大きいダムではないんですけども、下流にある御殿地とか、新潟市を水害から守るという役目を主に担っているんです」と佐藤さん。
ダムの内部を探検してみると、その重要性と同時に、意外な魅力にも気づかされます。普段は気にも留めないダムですが、実は私たちの生活を支える重要な存在なのです。