【新潟大学創生学部×加茂市役所×メルカリ】新潟大学の学生が不要品を回収しメルカリShopsで販売!捨てるをへらし「循環型社会」の実現を目指す

こんにちは。加茂市役所の岡です。今回は、新潟大学創生学部1年生が加茂市で取り組んだフィールドスタディーズ(学外学修)についてご紹介します。

そもそもフィールドスタディーズって?

 フィールドスタディーズとは、新潟大学創生学部の1年生が企業や自治体などの学外に赴き、受入先で課題を発見し、その解決に向け提案を行う授業です。加茂市が受入機関になるのは昨年に続き2回目です。

昨年の様子はこちら↓

https://news.nsttv.com/mag/43111/

今年の加茂市の学修テーマは、「【新潟大学創生学部×加茂市役所×メルカリ】メルカリShopsを活用した循環型社会推進プロジェクト」。加茂市は2022年度から株式会社メルカリと連携し、さまざまなリユース事業を展開していて、今回はそこに新潟大学創生学部も加わり、3者でタッグを組んだ形になります。学生自身が設定した目標「一人一人がリユースに向けて行動できる循環型社会の実現」の達成に向け、どんな活動に取り組んだのか振り返っていきます。

 まずはメルカリエコボックスで不要品を回収

加茂市長に「メルカリエコボックス」設置を依頼

最初に取り組んだのは家庭で不要になったものを回収する活動。市内公共施設や新潟大学内に「メルカリエコボックス」を設置し、まだ使える不要品をリユースする目的で集めました。

6月25日から7月10日まで、約2週間で集まった不要品は、書籍や子ども服を中心になんと700品以上!活動の趣旨に賛同し、不要品を持ち込んでくださった皆さんに感謝です。

ちなみに、加茂市ではこの「メルカリエコボックス」を市内外の希望者に無料で配布しています!「もう使わないけど、すぐには捨てたくないな…」「いつかリユースしようかな」なんて思っているものを一時保管するのにぴったり。詳しくは加茂市ホームページをご確認ください。

https://www.city.kamo.niigata.jp/docs/48921.html

メルカリエコボックスに集まった不要品を「メルカリShops」で販売!

不要品を集めたら、次なるステップへ。これらを必要とする人のため、加茂市公式の「メルカリShops」で販売しました。「ん?加茂市ってメルカリやってるの?!」と思った方はぜひ一度覗いてみてください!

https://mercari-shops.com/shops/MYkVvokxDdEhTazoH3ef7k

普段は市担当職員が庁舎や施設で不要になった物品を集め、その物品を一般社団法人禄陽が「メルカリShops」に出品していますが、フィールドスタディーズの活動で集めた不要品は学生自身で出品してもらいました。

出品前に念入りに打ち合わせ

より品物が多くの方の目に留まるよう、学生自身で価格設定を検討したり、写真を撮る際の光の当たり方や背景を工夫したりして、細かいところまでこだわっていました。7月3日から7月16日の販売期間に25商品を出品し、最終的に8商品購入いただきました!

 

いざ、事業成果報告!

事業成果報告会の様子

4週間の活動を終え、7月17日には加茂市役所で事業成果報告会を行いました。報告会では、リユースに一歩踏み出せない人の背中を押す取り組みや、リユースに関わる人を増やしリユース意識の向上を目指す取り組みなど、活動の中で発見した課題をもとに具体的な提案をしてくれました。

 

おわりに

 今回は新潟大学創生学部によるフィールドスタディーズの活動の様子をお届けしました。「リユース」「循環型社会」と聞くと堅い印象を持ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、「捨てるをへらす」「新品を購入する前にリユース品を探してみる」といったちょっとした心がけが大きな一歩になるという意識が今後さらに広まったら嬉しいです。

  

本記事に関するお問い合わせ

加茂市役所 環境課(電話0256-52-0080、内線251)