8月8日から3日間開催されていた「新潟まつり」。毎年フィナーレを飾るのが花火大会だが、今年は悪天候のため中止となった。打ち上げ予定だった花火玉の行方はどうなるのか、取材した。
新潟まつり 今年は13万4000人動員
8月8日から開催された「新潟まつり」。新潟市の夏の風物詩だ。今年は初日の大民謡流しに6万7000人が参加。
天気にも恵まれた9日には、平安時代の様式を取り入れた伝統の「住吉行列」が神輿を先頭に町を練り歩いた。新潟まつり実行委員会によると、3日間で13万4000人が訪れたという。
フィナーレ飾る花火大会は中止に
新潟市が熱狂する3日間は、毎年「花火大会」がフィナーレを飾る。音楽付きの花火ショーなどが打ち上がり、去年は約34万人を動員した。
しかし、今年は悪天候のため中止に。実行委員会の福田勝之委員長は、「観客の皆様の安心・安全を最優先に考え、苦渋の決断ではありますが、中止という判断をした」とのコメントを発表。
街の人からも「すごく楽しみにしていたが、がっかり」「雨が止むのを祈って期待していたが、残念」と、中止を惜しむ声が聞かれた。
打ち上がる予定だった花火玉の行方は?
新潟まつり実行委員会は新潟まつりの花火大会で打ち上げる予定の花火の数について公表していないが、中止となった今、その花火玉はどうなっているのか…
花火玉を管理している新潟煙火工業に話しを聞くと、「今年使える花火玉は、これから予定している花火大会で活用する」のだという。花火大会の規模が違うため、他の花火大会で使用できない花火玉は、来年活用されるそうだ。夏の夜空を彩る花火…。中止となった今年の分も、来年は大輪の花を咲かせることに期待したい。