2024年にNPBイースタンリーグに参入し、挑戦を続けるオイシックス新潟アルビレックスBC。8月6日の試合前には、体育大学出身のNST吉田優アナウンサーが人生初の始球式に挑戦した。球技未経験ながら生み出した投球法とは!?さらに「日本一おいしい球団」を掲げるオイシックスの魅力的なスタグルについても取材した。
■人生初の始球式「目標はノーバン投球!」
2024年、NPBイースタンリーグに参入したオイシックス。2年目の今季は91試合を終えて35勝56敗(8月18日現在)と、8チーム中7位という成績だ。この日は広島東洋カープとの3連戦2日目、さらに人生初の始球式に挑戦する日。
女子体育大学出身だが、球技の経験はほとんどない。始球式の日程が決まった時から、仕事終わりに会社の上司と投球練習に励んだものの、思うように投げることが出来ず。
■柔軟性生かして編み出した“足上げ投法”
18.44メートル先のキャッチャーミットに球を到達させるため、課題となる「距離」をフォローするためにはどうすればいいのか…本番までの日にちも少ない中で生み出した方法が、得意の「柔軟性を生かした投球法」だ。
ボールを扱う事には慣れていないが、20年以上のダンス経験があり、自身の体を操ることには自信がある。投げる前に足を大きく上げるダイナミックなフォームにする事で体全体を使って投げられるほか、見ている人を驚かせるパフォーマンスを見せることができるのも狙いだ。
■初の始球式にどよめきも…!
本番当日。ブルペンでの直前練習では、緊張感も高まり、ボールが、まっすぐ行かない…元選手で現在はジュニア世代の指導を行う山口さんに「距離を出すなら、イメージ的には少し斜め上に」と直前までアドバイスを受けながらギリギリまで練習を重ねる。刻一刻と本番の時が近づく…。
「本番もノーバンで投げられるように頑張ります!」と笑顔で意気込んだものの、正直、緊張と不安の感情が入り交じっていた。そして、ついにその時が…。
マウンドに立ち、大きく足を上げると会場からはどよめきが!身長155cmから繰り出されたボールは柔らかい弧を描いてキャッチャーの目の前でワンバウンド…。目標としていた“ノーバン”とはならなかったものの、なんとか無事に終えることができた。
初めての始球式ですごく緊張したが、本当に楽しく、無事に終えられてホッとした気持ちになった。そして、何と始球式を終えた直後に雨が降り出し、天気も味方してくれたと感じる。
■豪華海鮮丼などスタグルも堪能♪
大仕事を終えた後は“日本一おいしい球団”を掲げるオイシックスのスタジアムグルメをいただくことに!今年から登場した『のどぐろ入り新潟漁師飯』はノドグロの他にも佐渡産のサクラマスや南蛮エビ、サザエなどの海の幸が豪華にのった丼。魚の脂のりが良く、少し甘めの味つけは白いご飯との相性も抜群だ。試合を見ながら、こんなに豪華な海鮮丼が食べられるとは、本当に贅沢な時間だと思う。
実際にスタグルを食べながら観戦していたファンからも「地元のものを使っているのが、とてもいいと思う」「食べ物がやはりおいしくて、幸せな気持ちになりながら選手を応援することができてうれしい」などの声があがった。
さらに、対戦相手である広島ファンは県産の黒埼茶豆を堪能。「事前にチェックしていて、来たら食べようと決めていたので、すぐ買いに行った」と大満足の様子だ。
■試合はノーゲームに…
一方の試合は、初回と4回に得点を決められ、広島に2点をリードされる展開に。なんとか巻き返しをと思った矢先、激しい雨が降り、4回裏で中断。この日はノーゲームとなった。
選手の奮闘はもちろん、おいしいグルメも魅力のオイシックスの試合をスタジアムで感じてみて欲しい。
動画はコチラ
(NST新潟総合テレビ・吉田優アナウンサー)