【全文】高市早苗新首相誕生に拉致被害者・曽我ひとみさんがコメント発表「問題を先送りすることは許されない」

国会では21日午後、石破内閣の総辞職を受けて内閣総理大臣指名選挙が行われ、衆議院本会議で自民党の高市早苗総裁が、第104代総理大臣に選出された。これを受け、拉致被害者の曽我ひとみさんがコメントを発表した。

【曽我ひとみさんのコメント全文】

総理大臣就任おめでとうございます。私が2002年10月に帰国して丸23年が経ちました。この間、拉致被害者、拉致被害者家族の一人として、自分の出来ることを行動で示してきました。署名活動はじめ講演活動などを通して、母を含む拉致被害者全員を家族の元に帰してもらいたいとの思いからです。けれど、時間は待ってくれませんでした。家族会の親世代は、横田早紀江さん一人となり、私の母は間もなく94歳となります。待ったなしの状況になっているのです。問題を先送りすることは許されません。

高市総理大臣には、強いリーダーシップを発揮し、一日も早く日朝首脳会談の場を設けていただき、何としてでも拉致被害者全員を取り戻してほしいと強く願っています。親子、兄弟姉妹と抱き合う姿を一日でも早く見たいと思っています。