【J1新潟】今季で退団する堀米悠斗・千葉和彦・高木善朗・岡本将成がホーム最終戦で語った“新潟愛”【挨拶全文】

サッカー明治安田J1アルビレックス新潟は11月30日にホーム最終戦で柏レイソルと対戦し、1-3で敗れた。試合後には、今季での退団が発表された4人の選手が試合終了後のセレモニーで挨拶。涙ながらに新潟愛について語った。挨拶で語った全文を紹介する。

6季主将を務めたチームの大黒柱・堀米悠斗

まずはキャプテンとして今シーズンの結果、みなさまから頂いた期待に応えることができず、非常に申し訳なく、苦しく、悔しく思っています。すみませんでした。

そしてここからはキャプテンとしてではなく、堀米悠斗として何をしゃべろうか何も考えずにこの場に立とうと決めていて、ありがとうしか出てこないです。

みなさん知っての通り、泣き虫で何度ここで涙したことか。でも9年間まっすぐこのクラブと向き合って来ました。悔いはありません。やれることをやり続ける。胸を張って新潟を出ることができます。

もっと言いたいことがあるのですが、感情が抑えきれないのでまたSNSのほうでしっかりと…(笑)ちょっとやっぱり無理だなと。皆さんの顔をこうやって見ていると、言いたいことは全部言えません。本当にこの大好きな町と9年間僕の家族を含めて愛してくれたこと、忘れません。

あと1試合最後までアルビらしい選手としてあり続けます。そして、また最後の最後の日に皆さんにしっかりと感謝を伝えながらこの地を離れたいなと思います。

でも、長い人生の中、また一緒に仕事をできることを望んでいますし、でもそれありきじゃなくて、やはり次のチーム、僕がもし次のチームに行くとしたら、まずはそのチームに全身全霊をかけて戦ってきたいなと思いますし、ただいつかやっぱりこの地に帰ってきたいなと。

今までここで一緒に戦ったチームメイト、スタッフ、フロントのスタッフの皆様、パートナー企業のみなさま、ボランティアのみなさま、洗濯、掃除のおばちゃん、また町で出会った飲食店の皆様、美容師の方、あと誰だろ?(笑)忘れてないかな。あと近所のマンションの皆、本当に沢山愛情を注いでくれてありがとうございました。また一緒にお酒飲みましょう。

そして何よりゴール裏のサポーターの皆様。喧嘩する事も沢山ありましたけど、本当に大好きなサポーターです。皆様がいればこのクラブは絶対に大丈夫です。厳しい言葉も愛情の一部だとしっかりと受け入れられる、そういうチームになりながらこの先も進んでいって欲しいなと思っています。今日お集まりの皆様、本当に皆様は選手の誇りです。これからもアルビレックス新潟をよろしくお願いします。ありがとうございました。

キャリア最長11年半在籍した千葉和彦

まず始めにシーズン当初に掲げた目標に遠く及ばず、J2降格という厳しい結果になってしまったこと、チームの年長者としてピッチ内外においてこのチームをJ1残留に導けなかったこと、大変申し訳なく思っております。

今季残り1試合、何度同じ言葉を繰り返すのだと思われるかもしれませんが、次の試合こそ勝って新潟に帰ってこられるようまた1週間準備したいと思います。

そして私事となりますが、次の試合を最後にこのエンブレムのユニフォームに別れを告げることになりました。気がつけば11年半もの長い間、この町で生活をしこの町で戦って参りました。いつかは訪れる別れの時が本当は来ないんじゃないかと思うほど長く、この町にいていいよと行っていただきました。

2005年夏の入団から今日までを振り返りますと文字通り一瞬でした。これまでのアルビレックス新潟とこれからのアルビレックス新潟の未来を繋ぎ続けるここにいる我々選手達が輝けるのはほんの一瞬です。そのほんの一瞬輝くために、僕自身も今日まで戦って参りました。

このクラブ以上の選手は存在しません。このクラブ以上のコーチングスタッフ、フロントスタッフも存在しません。唯一肩を並べられる人達、それがアルビレックス新潟を愛するここにいるサポーターの皆さんです。

サポーターの皆さんがこのクラブを全国区にし、我々をここまで導いてくださいました。進み続けてください。アルビレックス新潟の歩みを止めることなく走り続けてください。走り続ける皆さんの心の中で、オレンジのユニフォームを着た私は生き続けたいと思います。また会いましょうアイシテルニイガタ。

主力としてJ1復帰に導いた高木善朗

皆さん、8年間という長い間応援ありがとうございます。

皆さんが僕のことを新潟のキングにしてくれましたし、本当に感謝しかありません。

今まで一緒に戦ってくれたチームメイト、サポーター、スポンサーの皆様本当にありがとうございます。これからのことはまだ決まっていませんが、またどこかで皆さんと笑顔でお会いできる事を楽しみにしています。

本当に8年間応援ありがとうございました。

ユース時代から13年アルビに 岡本将成

この度退団することになりました。

今年1年チームとしても自分としても悔しい1年となりました。アルビレックス新潟ではアカデミーから含めて13年間お世話になりました。このクラブで得た経験を次のステージに生かして努力し続けられるように頑張りたいと思います。

13年間本当にお世話になりました。ありがとうございました。