【渡邊泰基 選手】
「機動力が持ち味だと思っているので、より広いエリアをカバーしたりだとかっていうのは特長かなと思う」
自身の強みについて、こう話すプロ６年目の渡邊泰基選手と…
【千葉和彦 選手】
「オフザピッチの面白さ。泰基には、味のあるプレーはできないと思うので」
冗談を交えて場を和ませるベテランの千葉和彦選手に話を聞きました。
アルビにとっては、６年ぶりのＪ１での戦いとなった今シーズン。
【千葉和彦 選手】
「Ｊ１という舞台で初めてやる選手が多い中で、それにアジャストして、個人個人が成長したシーズンじゃないかなと思う」
新潟市出身の渡邊選手も今年初めてＪ１のピッチに立った選手の一人です。
【渡邊泰基 選手】
「自分が小さい時に（Ｊ１の）アルビの選手を見て、サッカー選手になりたいと思って、自分が今、その立場に立っているので、より責任を持ってプレーしないといけないのかなと」
Ｑ．千葉選手が出ている試合も
【渡邊泰基 選手】
「見に行きました。舞行龍選手もいました」
昨シーズン、リーグ戦の出場がわずか６試合にとどまった渡邊選手でしたが、今シーズンはここまで１９試合に出場。
頭角を現すきっかけとなったのは、左サイドバックから千葉選手や舞行龍選手と同じセンターバックに主戦場を移したことでした。
【渡邊泰基 選手】
「経験があまりなかったので、探り探り。チームの中で、千葉さんだったり、舞行龍くんとかセンターバックとしての技術が高い選手がいるので、それを見ながらじゃないけど参考にしながら（プレーしている）」
【千葉和彦 選手】
「泰基を見ていてすごく印象的だったのは、ホームの神戸戦。負けてはしまったけど、（元日本代表の）大迫選手とか武藤選手とかに果敢にぶつかっていける泰基の姿を見て頼もしかった」
センターバックはゴール前のエリアを守る、まさに守備の要。それだけに…
【渡邊泰基 選手】
「今シーズン、ＰＫも与えたりとか。ファールも気をつけなきゃいけないし、パスミスも気をつけないといけない」
【千葉和彦 選手】
「一つのミスで失点してしまったり、自分のミスで負けてしまう試合があるというのは、センターバックの宿命だと思う。もう、自分のミスで１００試合くらい負けたんじゃないかというくらいミスをしていて、そのたびに壁を登っていくじゃないけど、そういった積み重ねで選手として大きくなれるんじゃないかなと思う」
アルビとしてもＪ１の高い壁に直面した今シーズン。リーグ前半は、１７試合で２８失点と苦戦を強いられました。
しかし、リーグ後半はここまで１５試合で、失点は１２とその数が大幅に減少。
【渡邊泰基 選手】
「チーム全員が守備に対するところで高い強度を持ってやれている」
また、第３０節でＪ１残留を決めたうえに、ここ７試合負けなしと好調です。
【千葉和彦 選手】
「１対１のところで負けなくなったっていう部分はあると思う」
強敵との試合を重ねて成長しながら戦った今シーズンも残りは２試合。
特に次節の相手は神戸と優勝を争う横浜Ｆ・マリノスですが、自分たちのサッカーで勝ちきり、さらに上位を狙う覚悟です。
【千葉和彦 選手】
「外野からの要因はあると思う。特にマリノス戦はあると思うけど、自分にいかに集中できるかがカギ」
【渡邊泰基 選手】
「最近よく出るけど、（順位）１桁のチャンスは十分にあるし、それに向けてやっていきたい」
次節は１１月２４日、アウェーで現在２位の横浜Ｆ・マリノスと対戦します。最終更新日:Mon, 20 Nov 2023 18:57:32 +0900
