【桶屋美圭アナウンサー】
「心地よい風が吹く聖籠町のアルビレッジ。決勝戦に向けて、選手たちは声をかけ合いながら、リラックスした様子で練習に臨んでいます」
いよいよ14日、クラブ初のタイトルをかけて、WEリーグカップ・決勝に臨むアルビレディース。
女子サッカーの強化を目指し、去年創設されたWEリーグカップは、12チームを6チームずつ2グループに分けて争われ、各チーム1位が決勝に進みます。
アルビは、10月1日のグループステージ最終戦でタイトルを何度も獲得している強敵・神戸を撃破。4試合で9得点を挙げ、タイトル獲得へ王手をかけました。
この試合で決勝ゴールをアシストしたのが、ワールドカップをはじめ、数々の大会で優勝を経験してきた新加入の川澄奈穂美選手でした。
アルビ一筋17年の幼なじみ上尾野辺めぐみ選手とともにチームを引っ張る川澄選手ですが、タイトル獲得を目指すのにはこんな思いも…
【川澄奈穂美 選手】
「W杯で優勝したときに日本中でサッカーをする女の子が増えた実感があった。WEリーグカップで新潟がタイトルをとれば、新潟県内で女子サッカーに興味を持つ少女たちが増えるのではと思う」
同じく日の丸を背負い、世界の舞台で戦っているのは守護神・平尾選手。
【平尾知佳 選手】
「本当に緊張している。ワクワクのほうが大きい」
しかし、今回タイトルをかけて戦うサンフレッチェ広島レジーナには、10月のアジア大会で活躍した中嶋淑乃選手などタレントが揃っています。
【平尾知佳 選手】
「決勝戦は、準決勝やリーグ戦とは全く雰囲気が違うし、応援してくれる方も増えるので、その雰囲気に飲まれるか、飲まれないか、すごく大事になってくる」
過去4度、皇后杯で決勝に進出しているものの、いずれも準優勝に泣いたアルビ。目の前に見えてきた初のタイトル獲得へ…チームの一体感も増してきています。
【川澄奈穂美 選手】
「ただ、まだ何も成し遂げていないので、それをしっかり心にとめて、タイトルをとるまで全員でやっていきたい。頑張ります。絶対優勝します」最終更新日:Thu, 12 Oct 2023 18:57:50 +0900