トキのヤンヤン死ぬ… 日本の野生復帰事業に貢献「感謝の思いでいっぱい」【新潟・佐渡市】

日本での野生復帰を進める上で重要な役割を果たしたトキのヤンヤンが11月23日死んでいるのが確認されました。
日本での野生復帰を進める上で重要な役割を果たしたトキのヤンヤンが11月23日死んでいるのが確認されました。

1981年、佐渡に生息していた最後の野生のトキ5羽を捕獲し、人工繁殖の取り組みが始まりますが、日本のトキでの繁殖はうまく行かず…

【佐渡トキ保護センター金子良則獣 医師(当時)】
「戦犯呼ばわりされたこともあった」

こうした中、1999年に中国から譲り受けたのが、オスのヨウヨウとメスのヤンヤンでした。日本では初めてとなる人工ふ化を成功させ、その後もヒナを増やしていきました。

それから約四半世紀、トキの繁殖は順調に進み。今では500羽を超えるトキが佐渡の自然界を飛び回っています。

そんなトキの野生復帰に大きな功績を残したヤンヤンが23日、27歳で死にました。

環境省によりますと、11月に入り、ケガをして自力で立てない状況となり、エサを取れなくなったことで衰弱してしまったということです。

【篠崎さえか首席自然保護官】
「昨年推定値だが(自然界で)545羽。500羽を超えたし、いま飼育下でも160羽以上のトキがいる。こちらは全てヤンヤンとヨウヨウの子孫。ヤンヤンとヨウヨウのお陰で、日本の野生復帰事業というのがここまで続けられたので、日本に貢献していただき感謝の思いでいっぱい」

花角知事もヤンヤンの果たした大きな役割にふれながら「今後も環境省佐渡市などと連携しながら、トキの野生復帰に取り組んでいく」とコメントしています。最終更新日:Fri, 24 Nov 2023 19:15:34 +0900