児童がそろり…そろり…能の“すり足・謡”を体験「静かなのにダイナミック」【新潟市】

室町時代から伝わる日本の古典芸能「能」を身近に感じてもらおうと、新潟市の小学生が能の所作や謡(うたい)を体験しました。
室町時代から伝わる日本の古典芸能「能」を身近に感じてもらおうと、新潟市の小学生が能の所作や謡(うたい)を体験しました。

6月8日、新潟市西蒲区の越前小学校で三条市出身の能楽師・川瀬隆士さんなどが能を披露しました。

ほとんどの児童にとって、能の鑑賞は初めて!

【児童】
「静かだけど、動きに迫力があって、ダイナミックで楽しかった」

【児童】
「声がガラッと変わるのがすごいと思った」

600年あまりの歴史をつむいできた能の舞や謡は児童の心にも響いた様子。この日は、所作などについて能楽師が児童に直接指導する機会も設けられました。

【杉山萌奈アナウンサー】
「かかとを上げずに歩を進める、すり足。能の基本的な動作ですが、習得には10年かかると言われています」

胸を張り、ひざを曲げる構えの姿勢のまま、かかとを上げずに移動する「すり足」に挑戦。

【児童】
Q.すり足は、歩くときに音が鳴らない
「すごい。それだけ練習してきたんだと思った」

この基本的な動作に加えて、手で目を覆い隠すことで表現する「悲しみ」などの所作も習います。

【能楽師 川瀬隆士さん】
「反対側の目尻を押さえることで涙をぬぐう。(手が)上すぎると頭が痛い、片目だけすると視力検査ですか?になっちゃう」

じだんだを踏む「怒り」の表現は児童の息もぴったり。

【杉山萌奈アナウンサー】
「こちらが能楽師が謡の練習をするための楽譜です。文字の横にある点のようなものは音符となるそうで、能ならではの節をつけてうたっていきます」

【児童】
「うたうのが難しくて、やっている人はすごいと思った」

【児童】
Q.意味は分かった?
「全然分からなかった」

謡は難しかったようですが、舞台で実際に使われる装束やかつら・お面紹介には興味津々でした。

【能楽師 川瀬隆士さん】
「胸元を開いた形でつける。大体600年前の女性の正装はこういう着方」

りゅーとぴあが能を身近に感じてほしいと実施している出前授業。今後も体験会や公演を予定しています。

【能楽師 川瀬隆士さん】
「生で見られる環境が近くにあるのは大切。ぜひ、気兼ねなく能楽堂に足を運んでいただければ」最終更新日:Fri, 09 Jun 2023 19:18:48 +0900