鋭い眼光でこちらをにらみつけるのは来年の干支「辰」。
これは、佐渡市の飯山弘さん(91)が手がける「下げ紙」です。
【飯山弘さん】
「来年は辰年。勢いよく天に昇って行くような景気があるといい」
正月に飾ることで一年間の家内安全や豊作を願う下げ紙。
「はかま紙」や「切り透かし」とも呼ばれていて、91歳の飯山さんは、半紙にカッターナイフを入れ、細かな形を切り抜いていきます。
【飯山弘さん】
「龍のうろこ一枚一枚、龍の毛を一本一本切るのも楽しみが増えるというか、苦しみが楽しみになる」
中には、来年、世界遺産登録を目指す佐渡島の金山を表現したものも。
新たな年の大きな願いが細かな表現の中に宿っています。最終更新日:Wed, 13 Dec 2023 18:22:01 +0900