4日付けで懲戒免職処分となったのは、魚沼市消防本部の30代の消防士長です。
消防士長は2016年度から2023度にかけて、職場内での優位性、立場を利用して、6人の部下に対して繰り返しハラスメント行為を行い、被害者の人権と尊厳を傷つけ、精神的・身体的苦痛を与えたということです。
消防によりますと、被害者の1人が先輩に相談し、相談を受けた先輩が11月14日にハラスメント相談窓口に相談したことで事案が発覚。その後の調査で被害者が6人に上ることがわかったということです。
消防は被害者のプライバシーを理由にハラスメント行為の具体的な内容については明らかにしていませんが、暴行はなかったとしています。
魚沼市の内田幹夫市長は「職務に関する優越的な関係を背景として行われたハラスメントは、個人の人権と尊厳を不当に傷つける、公務員としてあるまじき極めて恥ずべき重大な行為です。職員がこのような不祥事を起こしたことについて、市民の皆様の信頼を裏切り、心からお詫び申し上げます。ハラスメントを防止するための研修を何度も実施し、日頃より綱紀粛正の徹底を通知していたにもかかわらず、このような事態が起きたことを深刻に受け止めております。このようなことが二度と起こらないよう、職員一人ひとりが全体の奉仕者であるという自覚を強く持ち、市民の皆様からの信頼回復と再発防止に全庁をあげて努めてまいります」とコメントしています。最終更新日:Mon, 04 Dec 2023 18:11:34 +0900