除雪作業中に病気発症も…“雪の事故”防止へ新潟県が注意呼びかけ 昨年度は167人が死傷

12月1日、本格的に雪が降り積もる時期を前に、新潟県の関係部署が合同で雪への備えを呼びかけました。
12月1日、本格的に雪が降り積もる時期を前に、新潟県の関係部署が合同で雪への備えを呼びかけました。

【県危機対策課 新保直人 課長】
「集中降雪のおそれ、これはもう必ずあるだろうと」

県内では昨年度、除雪作業中の事故など、雪による死傷者が167人に上りました。

また、昨年度までの10年間で死亡した人の約8割は高齢者で、県は高齢化に伴い、除雪中に病気を発症するなどの被害も多いと話します。

【県危機対策課 新保直人 課長】
「昨年度は死者16名のうち、その他・疾患発症の要因で亡くなられた方が10名。除雪作業で身体的な負担が強くかかっていることが要因と考えられる」

県は、除雪作業は1人でせず無理をしないこと。

また、車の立往生などを防ぐため、出かける際には気象情報などを確認し、大雪が予想される場合には、不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

【県危機対策課 新保直人 課長】
「短期間でまとまった降雪量がある場合は、非常に危険な状態になると考えているので、県民の皆様には、ぜひ注意をしていただきたい」

県は大雪に備え、早い情報発信に努める方針です。最終更新日:Fri, 01 Dec 2023 19:30:28 +0900