高齢者の事故防ぐ!警察×大学生が“交通安全教室” 認知機能テストやシュミレーターで意識新たに【新潟】

冬が近づき、日没が早まる中、注意したいのが交通事故です。新潟県内で今年発生した交通事故の中でも高齢者が絡む事故が4割以上を占めていることから、新潟市では10月24日、高齢者対象の交通安全教室が開かれました。
冬が近づき、日没が早まる中、注意したいのが交通事故です。新潟県内で今年発生した交通事故の中でも高齢者が絡む事故が4割以上を占めていることから、新潟市では10月24日、高齢者対象の交通安全教室が開かれました。

新潟市西蒲区で開かれた高齢者を対象とした体験型交通安全教室には、64歳~78歳までの20人が参加。

まずは、新潟大学の学生も協力のもと、画面に表示された1~25までの数字を正確に、かつ早く結ぶ認知機能を測るテストが行われました。

こちらは参加者の一人、稲葉昇さん(73)。結果は75.65秒で、40代の平均を10秒以上も下回るという判定が出ました!

【稲葉昇さん】
「実年齢より下だったからいいかなと」

こうした認知機能の低下による運転中の事故なども問題となっていますが、県内では歩行中の事故が多くなっています。

今年、交通事故で死亡した高齢者25人のうち、歩行中の事故が12人と半数近くを占めているのです。

【桶屋美圭アナウンサー】
「こちらでは、シュミレーターを使って横断歩道を渡ります。想定は多くの危険が潜む夕暮れ時。参加者は無事に渡り切ることができるでしょうか」

このほか、参加者はサポートカーの試乗なども行い、交通安全への意識を新たにしていました。

【参加者】
「交通安全に関して、もう一度、再確認したい」

【参加者】
「運転するときは、早めのライトが必要だと痛感した」

【西蒲警察署 池亀匡人 交通課長】
「これから夕暮れ時が早くなる。早めのライト点灯と歩行者へ注意を払っていただいて、安全運転を心がけていただきたい」最終更新日:Tue, 24 Oct 2023 18:39:07 +0900