1時間に180ミリの雨を小学生が体験 災害への備えの大切さ学ぶ「本当に怖かった」【新潟】

雨による災害の危険が高まるこの時期。熊本県では3日、線状降水帯が発生し、川が氾濫するなどの被害が出ています。こうした中、新潟市で児童が災害級の雨の降り方を体験し、備えの大切さなどを学びました。
雨による災害の危険が高まるこの時期。熊本県では3日、線状降水帯が発生し、川が氾濫するなどの被害が出ています。こうした中、新潟市で児童が災害級の雨の降り方を体験し、備えの大切さなどを学びました。

国土交通省北陸技術事務所で防災学習を行ったのは、新潟大学附属新潟小学校の5・6年生16人です。児童たちが雨具を身につけ、体験したのは、様々な強さの雨の降り方を再現できる装置です。

3日も熊本県で線状降水帯の発生により、複数の川が氾濫し、冠水被害が出るなど各地で雨による災害の危険が高まるこの時期。児童たちは実際に過去の災害時に観測されたのと同じ規模の雨の降り方を体験しました。

【記者リポート】
「1時間に180ミリの雨を再現しています。雨が傘や地面に打ち付ける音で子どもたちの声が聞こえません。児童は両手で傘を支えるそんな降り方です」

1982年に長崎県を襲った豪雨で観測された1時間当たり約180ミリの雨に打たれた児童たちは災害の怖さと備えの大切さを感じたようです。

【児童】
「あれが本当に降ったと思えないほどの強い雨だったので本当に怖かった」

【児童】
「家族と話し合ったりハザードマップを確認したりすることで、自分の身や家族の身が守れると思う」

【国土交通省北陸技術事務所 小松博美副所長】
「最近は今までにない豪雨や大きな災害が多発している。早めに避難するなどの行動をしていただきたい」

北陸技術事務所は今後も子ども向けの防災学習を実施することにしています。最終更新日:Mon, 03 Jul 2023 18:59:58 +0900