【NPB 事務局長】
「実行委員会で決定いたしましたのは、内定先として新潟・静岡。この2社を決定いたしました。そして、本日のオーナー会議で実行委員会からの付議について承認をいただきました」
29日、NPB・日本野球機構から発表されたのは、新潟アルビレックスBCのファームリーグ参加の内定です。
ファームリーグはNPB12球団の2軍で構成されていますが、NPBは今年4月に2024年シーズン、もしくは2025年シーズンから新たに参加する球団の公募を開始。
【アルビBC 池田拓史 社長(6月)】
「新潟アルビレックスBCは、NPBファームリーグへの参加申請にチャレンジします」
独立リーグBCリーグに所属する新潟アルビレックスBCは、経営理念である「ふるさとのプロ野球による地方創生を推進するため」として、ファームリーグへの参加を申請していました。
【アルビBC 池田拓史 社長(6月)】
「きちんとファームリーグにおいて、しっかりとした球団経営が可能ではないかというふうに、(NPBの)皆さまに思っていただける水準を、まずスピード感を持って短期間でつくり上げる」
その後、選手編成や球団経営などについての審査を経て、29日のNPBオーナー会議でアルビBCのファームリーグ参加が承認されました。
アルビBCは、来シーズンから読売ジャイアンツや東北楽天ゴールデンイーグルスなどが所属するイースタンリーグに参加することになります。
ファームリーグの試合数は年間約140試合と、現在のBCリーグと比べて2倍に。その半分である70試合が地元・新潟開催となる予定で、NPBの榊原コミッショナーも期待を寄せています。
【NPB 榊原定征コミッショナー】
「正式には次回のオーナー会議でだが、こういった形でプロ野球の裾野拡大、あるいは地域振興に資するような形でできていることをコミッショナーとしてもうれしく思っている」
一方で、NPBから選手の数やレベルなどの選手編成や経営計画、球場設備といった参加要件に対し、“整備が必要”と指摘を受けたアルビBC。
その整備状況を改めて確認し、11月末のオーナー会議で正式に決定される見通しです。
ファーム・リーグ参加決定を受け、球団は「まだまだ多くの課題が残されております。11月のNPBオーナー会議で正式決定していただけるよう、あす以降も全力で準備を継続して参ります」とコメントしています。最終更新日:Fri, 29 Sep 2023 18:35:00 +0900