〈新型コロナ〉夏休みの感染拡大を懸念「状況の監視強化を」 改めて対策徹底を呼びかけ【新潟】

新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向にある中、人の移動が増える夏休み期間を迎えます。
新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向にある中、人の移動が増える夏休み期間を迎えます。

新潟県は7月20日、対策本部会議を開き、風邪症状がある場合は外出を控えることや高齢者のワクチン接種の推奨など改めて感染対策を呼びかけました。

今年5月に新型コロナウイルスが5類に移行してから2回目となった対策本部会議には、花角知事や関係部局の幹部、感染症の専門家などが出席しました。

【花角知事】
「人の動きが活発になる夏休みを控えまして、今後の感染拡大の懸念もある」

非公開の会議の冒頭、花角知事が口にしたのは、これから迎える夏休み期間に向けた感染拡大への懸念です。

県によりますと、7月10日からの1週間、指定した一医療機関あたりの新規感染者数は7.88人で3週連続で前の週を上回り、5類移行後、最も多くなっています。

7月19日時点の病床使用率は9.5%で、県は「直ちに医療がひっ迫する状況にはない」としていますが、1年前はこの時期、感染者の増加傾向が強まり、7月末には一日の新規感染者数が全国で4万人に迫るなど第7波が到来しました。

そのため、この日の会議では、再び人の移動が増える夏休み期間に医療のひっ迫を招かないよう、感染状況の監視を強化することなど県の対応を確認したということです。

【花角知事】
「人の動きが活発になる夏を迎えて、一定の感染拡大が生じる可能性がある。引き続き、注意深く監視をする、モニタリングをすることが必要」

県は発熱などの症状がある場合は外出を控え、抗原検査をすることや高齢者など重症化リスクの高い人のワクチン接種を呼びかけるとともに、医療体制の強化に向けた県内全医療機関向けの説明会を開くことにしています。最終更新日:Thu, 20 Jul 2023 18:49:06 +0900