【齋藤正昂アナウンサー】
「7月7日は七夕ということで、スタジアムには笹の葉が飾られています」
笹の葉には、アルビレックス新潟の選手、そしてサポーターの願い事が書かれた短冊が所狭しと結ばれていました。
【サポーター(子ども)】
「サッカー選手になれますように。三戸舜介選手みたいになりたい」
【サポーター】
「やっぱりJ1優勝。願い事は大きくしないと。ちょっとでも届くように頑張ってほしい」
【サポーター】
「守りも強いチームだと思うので、アルビもそこに立ち向かって勝てるように頑張ってほしい」
七夕の夜。サポーターのペンライトでスタジアムが360度オレンジ色に染まる中、迎え入れられたアルビの選手たち。
試合序盤は、ここまでリーグ3位のタレント集団・神戸に押し込まれる展開に…。
それでも今シーズン途中からセンターバックで起用されている新潟市出身の渡邊がフィジカルの強さを発揮。元日本代表のFW武藤を相手に決定機をつくらせません。
【アルビレックス新潟 渡邊泰基 選手】
「素晴らしい選手がいるチームなので、自分がどれだけできるかというのもそうだし、負けたくないという気持ちを強く持ちながら、ノーファールでとりきることは意識している」
なんとかボールを保持しながらチャンスを伺いたいアルビでしたが、前半15分、前線からプレッシャーをかけてくる神戸にペナルティエリア手前でボールを奪われると、最後はこちらも元日本代表大迫に流し込まれ、先制を許してしまいます。
1点を追いかける展開となったアルビは三戸の強烈なミドル、そして小見のクロスに谷口が頭を合わせるなど反撃を試みますが、リーグ最小失点を誇る神戸の高い壁が立ちはだかります。
前半43分にも松田の折り返したボールに谷口が合わせますが、相手ゴールキーパーのビッグセーブにあいゴールならず。
しかし、アルビの守護神も負けていません。後半17分、中央へのクロスを武藤がスルーし大迫。誰が打つか分からない難しい場面でしっかりとボールに反応し、失点を免れます。
その後も守備陣が奮闘し、得点数リーグ3位の神戸のシュートをわずか5本に抑えたアルビ。
対する攻撃陣は神戸の3倍のシュート放ちながらも得点を奪うことはできず、2万6000人あまりの観客が集まった金曜夜の試合を白星で飾ることはできませんでした。
【アルビレックス新潟 谷口海斗 選手】
「ポケットを狙っていくこと、裏のスペースをとるというのもそうだが、そこでシュートチャンスをつくって決めきらないといけなかった。1試合1試合、結果を求めてやっていくしかないなと思う」
アルビは勝ち点21のまま、順位を1つ落として14位に。次節は15日(土)アウェーで札幌と対戦します。最終更新日:Mon, 10 Jul 2023 18:38:10 +0900