8月18日、5連勝中と勢いに乗る福岡と対戦したアルビ。
ここで輝きを放ったのは7月、群馬から加入し、初の先発起用となった長倉です。
【アルビレックス新潟 長倉幹樹 選手】
「はじめから点を取る気持ちで入った」
その長倉が起点となり、アルビに貴重な先制点が生まれます。
長倉が3人のディフェンスに囲まれながらドリブルで仕掛けると、そのこぼれ球を拾った島田が中央へクロス。そこに走り込んだのは、2試合連続先発起用の長谷川。オウンゴールの判定とはなりましたが、長谷川の気迫が貴重な先制点をもたらします。
【アルビレックス新潟 松橋力蔵 監督】
「長谷川のゴール。僕はそう思っている」
コンディションの維持が難しい夏場のリーグ戦で監督の起用に応える選手たち。
ベテラン・鈴木がスルーパスで長倉のチャンスを演出すれば、今度はトラップで相手を置きざりにした長倉が鈴木へクロス。加入からの短い期間の中でも、他の選手との連携に磨きをかけています。
【アルビレックス新潟 松橋力蔵 監督】
「それぞれの良さというものがしっかり出せたし、難しい苦しい状況を個の力で少しでも時間をつくったり、そういう変化をしっかり与えることができたのではないかと思う」
後半立ち上がりにも鈴木からのボールを受け、見事なターンからシュートを放った長倉。しかし、追加点が遠く、試合終盤には福岡の猛攻にあいます。
それでも後半33分、福岡・金森のミドルは小島がセーブ。その2分後には渡邉が強烈なミドルを頭で弾き返すなど、全員で1点を守り切ったアルビが3試合ぶりの勝利を手にしました。
【アルビレックス新潟 長倉幹樹 選手】
「少しは連携とかうまく行った部分もあるので、次はゴールを決められるように頑張りたい」
アルビは勝ち点3を積み上げるも、順位は変わらず14位。しかし、勝ち点で札幌と並ぶなど上との差が詰まってきました。
1つでも上の順位を目指し、アルビは8月26日、アウェーで鹿島と対戦します。最終更新日:Mon, 21 Aug 2023 18:43:52 +0900