警察によりますと、先月から今月にかけ新潟市秋葉区の70代女性の携帯電話に通信会社名でショートメールが届き、女性が記載された番号に電話したところ「あなたのスマートフォンがウイルスに感染し拡散して多くの損害を与えた。救済制度の立て替えのため60万円を振り込んで下さい」などと言われました。
その後インターネットセキュリティ対策を行う団体や警視庁を名乗る者などから「ウイルス感染により数社が被害を被っているが、保険に加入すればそれ以上の被害が出ても負担が掛からない」「ランサムウエア感染者が訴訟を起こし、示談金が請求されている」などと電話があり、これらを信じた女性は犯人らに指示されるまま、約60回にわたり銀行のATMなどで計約860万円を振り込みました。
女性は家族に相談して詐欺被害に気付き、警察に届け出たということです。
警察は知らない番号には電話を掛けないことや、不審な電話などに対しては家族や警察に相談することを呼びかけています。最終更新日:Fri, 13 Oct 2023 16:17:59 +0900