新潟市の新潟小学校で、毎年3年生が受けている特別授業、「リトルファイヤースクール」。
【新潟市中央消防署員】
「タンク車は約2000リットルの水が入った水槽がついている」
消防の仕事について学んでいる3年生は、消防署員の話に興味津々の様子。授業では体に影響のない煙の中を身をかがめて進むことにも挑戦しました。
【児童】
「やばい!なにも見えない」
【松村道子キャスター】
「こちらが消防隊員の皆さんが身につける防火服、あわせると10キロほどあるということです。ジャケットだけでもかなりの重みがあります」
大人が持っても重たい防火服。代表の児童が装着すると…
【周りの児童】
「重い?重い?」
【代表の児童】
「やばいめっちゃ重い!」
【新潟市中央消防署員】
「この装備をして完全に自分の身を守って、消火活動をします」
消防署員からは、防火服は600度の熱さまで燃えないこと。酸素ボンベなどすべての装備を合わせると、身につける物の重さは30キロほどになることなどが説明されました。
【児童】
Q.これを着て、走ったりするのを、どう思う
「僕にはとてもできない」
「私も無理です」
その後、質問の時間になると、子どもたちは次々に手を挙げていました。
【児童】
「ヘルメットについている上のでっぱりは何?」
【新潟市中央消防署員】
「カブトといって、あそこの出っ張りがあると物が当たってもあまり痛くないようになっている」
中にはこんな質問も…!
【児童】
「死ぬ覚悟はできているんですか?」
【新潟市中央消防署員】
「死ぬ覚悟はできています。おじさん、お嫁さんがいるんだけど『帰ってこないときもあるかもしれない』と伝えてあります」
【児童】
「すごい仕事をしているので、応援したい気持ちになる」
「死ぬという覚悟があることが、僕だったら信じられない。僕だったらできないことをやっているので、消防士さんはそういう気持ちのある人だと思った」
ときに命がけで火災から人や町を守る消防士。子どもたちは尊敬の気持ちを新たにしていました。最終更新日:Wed, 11 Oct 2023 19:13:54 +0900