被害に遭ったのは三条市に住む70代の女性です。
今年5月31日、女性のもとに「050」から始まる番号から着信があり、女性が折り返したところ、実際に契約している通信サービス会社の社員を名乗る男から「有料サイトの未納料金があります。誤って登録されたことが分かればお返しするので、登録料10万円を払ってください」と言われ、指定された口座に金融機関のATMから10万円を振り込んだということです。
その後も、女性の携帯電話には個人保護協会やセキュリティ協会、警視庁、災害対策を名乗る人物から電話があり、ウイルス感染対策の保険料や携帯電話のウイルス感染によって被害が生じた人たちへの賠償金を請求されたということです。
女性はその都度、自宅近くの金融機関にあるATMから約10万円ずつ指定された口座に現金を振り込み、約1か月半の間に計100回以上、被害額は約1660万円に上りました。
女性に電話をしてきた人物の中には、ウイルス感染によって被害が生じた賠償金を共に折半するという人物がいて、女性はその人物から「誰にも話さないように」と指示されていたということです。
その後、犯罪利用されている可能性が高いとの理由から女性の口座が県外の警察により凍結され、凍結の封書を受け取った女性が警察に相談したところ、詐欺被害が発覚しました。
警察は身に覚えがない電話を受けた際は、すぐに警察や周囲に相談するよう呼び掛けています。最終更新日:Tue, 05 Dec 2023 19:30:24 +0900