どうなるバス交通?新潟市と新潟交通の“運行事業協定” 現在の協定終了して“実現可能”な協定締結へ

新潟市が新潟交通と結んでいたバスの運行事業協定について、中原八一市長は24日の会見で現在の協定を終了し、年内に新たな協定を締結することを発表しました。
新潟市が新潟交通と結んでいたバスの運行事業協定について、中原八一市長は24日の会見で現在の協定を終了し、年内に新たな協定を締結することを発表しました。

新潟市は2014年に新潟交通とバスの運行事業協定を結びましたが、新潟交通が協定の規定に定められている走行距離を満たすことができず、協定の一部は2020年から事実上凍結していました。

中原市長は24日の会見で、現在の協定には、バスの総走行距離数を年間957万キロと定めている点や、バス専用走行路の設置など実現不可能な内容が含まれていること、また、燃料の高騰や運転士不足など、バスを取り巻く環境が厳しさを増していることなどを挙げ、現在の協定を終了し、新たな協定を結ぶ方針を明らかにしました。

【新潟市 中原八一市長】
「新潟駅南北市街地の一体化に寄与するバス交通の実現や、深刻化する運転士不足の対応など未来志向でかつ実現可能な協定としていきたい」

新たな運行事業協定については今後、新潟交通と協議を重ね、年内に締結する考えです。最終更新日:Thu, 24 Aug 2023 12:18:27 +0900