【タクシーの運転手】
Q.給油は何日に1回?
「2日に1回です。ゼロ(空)で満タンにはしないが、それでも、1回入れるごとに5~6千円かかる」
ガソリン車を運転するタクシー運転手から漏れるため息。30日に発表された28日時点での県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットル当たり183.2円。先週に続く180円台で6週連続の値上がりです。
【新潟市ハイヤータクシー協会 齋藤大 副会長】
「あらがえない外部条件だが、経営を圧迫するという意味では厳しい条件」
新潟市ハイヤータクシー協会の齋藤大副会長は、新型コロナが5類に移行し人出が戻っているものの、業界の運転手不足が影響し、業界全体の収益が戻りきらないと話します。
その上で経費を圧迫するのがガソリンです。
【新潟市ハイヤータクシー協会 齋藤大 副会長】
「タクシーの原価構成のなかでは、平均して8~9%が燃料費と言われている。これが徐々に広がっていくと考えている」
ここに加え、今年の猛暑が大きなネックとなっています。
【松村道子キャスター】
「新潟駅南口のタクシー待機場です。中にはフロントガラスに日よけをした状態でお客を待つタクシーもある」
【タクシー運転手】
「暑さでとてもエンジン切っていられませんので。燃費は大体1リットルいま4~5キロでしょ。常にエンジンを回していますから、5キロもいかないのでは」
【タクシー運転手】
「新型コロナが収束して走れるようにはなってるが、暑さでやっぱり相当使うから、けっこうきついです。もう去年の倍まではいかないけど(ガソリンの消費が)すごいです」
一方、新潟市内のタクシーの8割が燃料とするLPガスも値上がりを続けていて、新潟市ハイヤータクシー協会は、LPガスの負担軽減策の継続を国に求めています。
【新潟市ハイヤータクシー協会 齋藤大 副会長】
「値上がりの状況が一旦ゆるやかになってくれれば、と心から願っている」最終更新日:Wed, 30 Aug 2023 18:44:37 +0900