スーパーの閉店受け“移動販売”スタート!住民に不安残るも…「日常の買い物楽しんで」【新潟・柏崎市】

新潟県柏崎市で23年間、地域住民に愛されてきた食品スーパーが10月29日閉店しました。住民の買い物環境の維持を目的に30日始まったのは、鮮魚や総菜などを扱う移動販売です。
新潟県柏崎市で23年間、地域住民に愛されてきた食品スーパーが10月29日閉店しました。住民の買い物環境の維持を目的に30日始まったのは、鮮魚や総菜などを扱う移動販売です。

30日、柏崎市東本町にやってきた1台の車。これは、鮮魚や総菜・日用品などを販売する移動販売車です。

というのも、オープンから23年の間、地域で親しまれてきた商業施設「フォンジェ」のスーパーマーケットが29日閉店。これを受け、なんとか買い物環境を維持しようと柏崎市が企画したのが移動販売でした。

【住民】
Q.こういう支援は?
「いいと思う。(近くに)魚屋さんがないから助かる」

しかし、東本町周辺には高齢者も多く、歩いて買い物できる場所が近くにないことから、こんな声も…

【買い物客】
「いつも夕飯のおかずを買いに来ていた。それが29日で閉店したから、不便だと思っていた」

長年スーパーを利用してきた地域住民にとっては不安も残りますが、柏崎市などは今後、移動販売車の運営とともに、フォンジェに入る後継テナントを探していくことにしています。

【柏崎市の職員】
「限られた時間帯だけになるが、ぜひ多くの市民の皆様に使っていただいて、日常のお買い物を楽しんでいただきたい」

移動販売は平日の午前を中心に行われます。最終更新日:Mon, 30 Oct 2023 18:42:38 +0900