一度途絶えた伝統野菜『寄居かぶ』 今年も児童が継承!「大切なことを任せられている」【新潟市】

新潟市の寄居地区で栽培され、一度は途絶えた伝統野菜「寄居かぶ」を今年も地元の児童たちが栽培・収穫しました。
新潟市の寄居地区で栽培され、一度は途絶えた伝統野菜「寄居かぶ」を今年も地元の児童たちが栽培・収穫しました。

【杉山萌奈アナウンサー】
「白い肌が土から顔をのぞかせていて、黄緑色の葉は空に向かって伸びています。こうして立派に育ったのは寄居かぶ。白山小学校のグラウンドの一角で児童が育てました」

4月に種をまき、伝統野菜の「寄居かぶ」を育ててきたのは白山小学校の4年生。

【児童】
「でか~い」

6月12日、待ちに待った収穫の日です。

【児童】
「よいしょ!とれた~」

【児童】
「ボールくらい大きくなってうれしい」

【児童】
「また、大きいのがとれた」

【児童】
Q.大きく育つまで何を頑張った
「肥料をあげたり。種を植えて、水をたくさん毎日コツコツあげた」

【児童】
Q.どんな形
「平べったくて、タイヤみたい。タイヤというよりニンニクのような形」

寄居地区で300年以上前から栽培されていた寄居かぶ。

都市化によってその栽培が途絶えましたが、白山小学校が7年前に原種を譲り受け、復活させました。

今では白山小学校で育てたかぶから種をとり、その伝統を引き継いでいます。

【児童】
「白山小学校の人がやらないと、どんどんなくなっちゃうと聞いた」

【児童】
Q.どんな気持ちで引き継いでいく
「大切なことを任せられているので、もっと勉強して作っていく」

収穫した寄居かぶは13日、専門学校生と一緒に調理して食べる予定です。最終更新日:Mon, 12 Jun 2023 18:47:48 +0900