【記者リポート】
「上越市内、雨が強まったり弱まったりを繰り返していますが、また降り方が強くなりました」
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が不安定となっている影響で、断続的に雨が降り続いている新潟県内。
上越市と妙高市では土砂災害の危険度が高まったとして、13日夜から一時、土砂災害警戒情報が発表されました。
【記者リポート】
「住宅の敷地内、斜面が崩れ土砂が建物まで押し寄せています。併設した納屋は土砂に押され、壁が傾いています」
上越市の山あいに位置する板倉区釜塚の滝ヨネさんの住宅では13日夜、自宅脇ののり面が崩れ、納屋まで土砂が押し寄せました。
【滝ヨネさん】
「『ドン』という音がした。こっちで『ドン』という音なんてするはずないと思って、外に出てみたら崩れていた。眠れなかった」
また、この雨で佐渡市でも土砂崩れが発生。流れ出た岩や木が県道をふさいでしまい、14日朝から県の職員などが状況を確認していました。
県内は15日にかけても強い雨が降るところがある見込みで、15日午後6時までの24時間に降る雨の量は下越で最大120ミリ、佐渡で最大80ミリなどと予想されています。
新潟地方気象台気象台はこれまでの雨で地盤が緩んでいるところがあるとして、15日にかけ、県内全域で土砂災害に注意・警戒、そして低い土地の浸水や川の増水に注意するよう呼びかけています。最終更新日:Fri, 14 Jul 2023 18:30:34 +0900