“佐渡牛の競り” 消費低迷で価格下落… 「猛暑で食欲低下」肉付き悪いウシも目立つ【新潟】

新潟県佐渡市で11月2日、ウシの競りが行われました。猛暑の影響で食欲が低下し、肉付きの悪いウシが目立ったほか、全国的な牛肉の消費低迷で取引価格が下がっています。
新潟県佐渡市で11月2日、ウシの競りが行われました。猛暑の影響で食欲が低下し、肉付きの悪いウシが目立ったほか、全国的な牛肉の消費低迷で取引価格が下がっています。

佐渡市の高千家畜市場で開かれたウシの競りには、県内や近県などから20の業者が参加しました。

このうち、子牛は約130頭が競りに掛けられ、最高価格は108万6800円。

一方、子牛の平均価格は45万台で、夏に行われたセリよりも7万円あまり安くなりました。

エサ代の高騰や家庭での牛肉の消費が低迷していることで、全国的にも子牛の取引価格は下落しています。

さらに子牛の成育には、夏の猛暑が影響…。

【JA佐渡畜産振興課 菊池敏 課長】
「夏場の猛暑で食欲が低下した中では、どうしても牛全体の脂の乗り・肉付きが悪いウシが目立った」

それでも、肉の味に影響はないということです。猛暑の中、丹精込めてウシを育ててきた生産者は…。

【生産者】
「寂しい気持ちもあるが、最後まで元気に育ってくれたらいい」

次回の競りは、来年4月に行われます。最終更新日:Thu, 02 Nov 2023 19:14:21 +0900