厚労省名乗る男から電話「保険証が不正利用されている」20代男性が約1660万円だまし取られる【新潟】

新潟市東区に住む20代の男性が、厚生労働省の職員を名乗る男などから「保険証を不正利用された疑いがある。手続きが必要」などと言われ、現金1660万円をだまし取られる被害がありました。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。
新潟市東区に住む20代の男性が、厚生労働省の職員を名乗る男などから「保険証を不正利用された疑いがある。手続きが必要」などと言われ、現金1660万円をだまし取られる被害がありました。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

被害に遭ったのは新潟市東区に住む20代の会社員の男性です。

10月27日、男性の携帯電話に厚生労働省の職員を名乗る男から電話があり「東京の心療内科を受診したか。保険証が不正利用された疑いがある。」などと伝えられました。

その後、警視庁特別捜査本部の警察官を名乗る男から「あなたはマネーロンダリング事件に絡んでいる。身の潔白を証明するには手続きが必要だ。誰にも言わないでほしい、話せばあなたを拘束する。開設口座と残高を言え」などと言われ、男性は口座や残高などを伝えました。

さらに10月30日には検事を名乗る男から男性に電話があり、指定口座に現金を振り込むように指示され、男性は30日に約1000万円、翌31日約660万円を振り込みました。

その後、相手と連絡が取れなくなったことを不審に感じた男性が11月7日に交番に相談に訪れ事件が発覚しました。11月8日時点で振り込んだ現金は引き出されていたということです。

警察は特殊詐欺事件として詳しく調べるとともに、「犯罪に巻き込まれている」と煽る詐欺手口が増えているとして注意を呼び掛けています。最終更新日:Thu, 09 Nov 2023 12:33:45 +0900