スーツに身を包み、緊張した面持ちを見せるのは、アルビBCの内野手・伊藤琉偉選手。
10月に開かれたプロ野球ドラフト会議でヤクルトから5位指名を受けた伊藤選手のもとに11月2日、ヤクルトのスカウトが指名の挨拶に訪れました。
【ヤクルト 橿渕聡スカウトデスク】
「うちとしてはいい出会いがあったと思っている。今後ともよろしくお願いします」
伊藤選手は、群馬県出身で今シーズン途中からアルビBCに加入すると、安定した守備と高いバッティングセンスでレギュラーに定着。
8月・9月には、打率3割9分7厘ホームラン2本の成績を残し、月間MVPに選出されました。
そんな伊藤選手について、アルビBC加入後から注目していたというスカウト陣。中でも…
【ヤクルト 橿渕聡スカウトデスク】
「一番は守備力というところ。十分、一軍で頑張れるような能力があると思うので、それをさらに磨いて、戦力になってもらえればと思う」
内野手としての「守備力の高さ」がドラフト指名の一番のポイントとなったことが明かされました。
【ヤクルト 橿渕聡スカウトデスク】
「守備が一番うまい選手、バッティングが良い選手、足が速い選手と、カテゴリ別に分けているが、その中で守備が良い選手の中のトップにいたので、テーブルの中で最終的に決断した」
うれしい期待の声をかけられた伊藤選手。まだ緊張は解けませんが、NPBの世界へ進んでいく実感は少しずつ湧いているようです。
【伊藤琉偉 選手】
「ドラフト会議のときくらい緊張した。守備を評価いただいているので、そこをもっと磨いて、あとはバッティングと走塁でもっとアピールできればと思う」
伊藤選手は12月初旬にも球団と契約を結び、来年1月に新人自主トレに参加する予定で、まずは怪我なくプレーできる体づくりに取り組むということです。最終更新日:Thu, 02 Nov 2023 19:01:30 +0900