官製談合で県職員ら4人を起訴 胎内市の取水工工事の入札を巡り“電話”で秘密事項を漏えい【新潟】

胎内市の取水工の工事を巡る官製談合事件で、新潟地検は1日、県職員の男や建設業者顧問の男ら4人を起訴しました。
胎内市の取水工の工事を巡る官製談合事件で、新潟地検は1日、県職員の男や建設業者顧問の男ら4人を起訴しました。

公契約関係競売入札妨害などの罪で起訴されたのは、県新発田地域振興局・元農村整備部長の鶴巻博文被告と、建設会社・岩村組顧問の本田任被告、胎内市の建設業者・元小野組の須貝真司被告、延本建設の佐久間功被告の4人です。

このほか、西奈美組の西奈美裕輔被告が略式起訴されました。

起訴状などによりますと、5人は今年8月に行われた胎内市の取水工工事の入札で、鶴巻被告が本田被告に対し電話で秘密事項である工事予定価格などを漏えい。

本田被告がこの秘密事項を須貝被告ら3人に漏らし、西奈美組に工事を落札させ、公正な入札を妨害した罪に問われています。

検察は起訴された4人の認否について、公判で明らかにするとコメントしています。最終更新日:Wed, 01 Nov 2023 18:45:37 +0900