“恵みの雨”続かず再び猛暑に…稲刈り前倒しする会社も 苦労する農家「週に一度は降って」【新潟】

8月28日雨が降った新潟県内も29日は一転、広い範囲で晴れ気温も上がりました。30日以降も猛暑が続くことが予想されています。
8月28日雨が降った新潟県内も29日は一転、広い範囲で晴れ気温も上がりました。30日以降も猛暑が続くことが予想されています。

高気圧に覆われ、広い範囲で晴れた県内。

日中の最高気温は新潟市秋葉区と阿賀町(津川)で36.7℃、関川村(下関)で36.3℃など、9つの観測地点で猛暑日となりました。

梅雨明け以降、雨が降らず猛暑が続いていた県内ですが…

【原田農園 原田亮さん】
「いま、収穫している畑にとっては恵みの雨という形だった」

こう話すのは、ネギなどを栽培する原田亮さん。新潟市西蒲区では28日、3ミリの降水を観測し、39日ぶりの恵みの雨となりました。

【原田農園 原田亮さん】
「水をあげられないときは葉っぱが枯れて、白いネギという感じになってきたが、きのう雨が降って、一日経って、緑色が伸びてきたかな」

しかし、ネギの生育のためには今後も継続的な降水が欠かせないと言います。

【原田農園 原田亮さん】
「きのう程度の雨でいいので、1週間に一度程度降ってもらえると非常に農家にとっても助かる」

一方で…

【齋藤正昂アナウンサー】
「8月の末ですが、こちらの田んぼでは稲刈りが行われています。この地域では例年より早い時期に行われているということです」

日照時間が増え、稲が枯れる可能性があることから、こちらの会社では例年より5日ほど早く稲刈りを開始。

それでも夜の気温が下がらないことから登熟に遅れが出ていると言います。

【そら野ファーム 生産部 吉田一徳さん】
「コメが太らなくなるので収量に影響する。もうちょっと涼しくなってもらいたい。それが一番」最終更新日:Tue, 29 Aug 2023 18:31:05 +0900