東京電力・柏崎刈羽原発 協力企業の作業員が入構書類を改ざん 4月に相次いで2件発覚【新潟】

東京電力は8日、柏崎刈羽原子力発電所で4月に協力企業の作業員が書類を改ざんして入構しようとした事案が2件あったと発表しました。いずれも警備員が気づき、入構は阻止したということです。
東京電力は8日、柏崎刈羽原子力発電所で4月に協力企業の作業員が書類を改ざんして入構しようとした事案が2件あったと発表しました。いずれも警備員が気づき、入構は阻止したということです。

東京電力によりますと、4月4日、協力企業の作業員が物品を構内に搬入する際、刃物類持ち込みに必要な書類の期限が切れていることに入構直前に気づき、期限を書き換えて入構しようとしました。警備員が発見し、入構を阻止しました。

また、4月13日、協力企業の作業員が物品を構内に搬入する際、手続きに必要な書類を別の協力作業員が持ったまま先に入構していたことから、期限切れの書類の期限を書き換えて入構しようとしました。この事案も警備員が発見し、入構を阻止しました。

柏崎刈羽原発では、相次ぐテロ対策の不備を受けて、原子力規制委員会による追加検査が続いています。東京電力は協力企業および元請企業に対し、核セキュリティに関する再教育を行ったとしています。最終更新日:Fri, 09 Jun 2023 10:09:09 +0900