東電の適格性「厳しく検査を」 自民党新潟県連が規制庁に要望 “再稼働”議論の重要な材料に

9月13日、福島第一原発事故の3つの検証の総括結果が公表され、これから柏崎刈羽原発の再稼働議論が始まることになりますが、自民党県連は東京電力に原発を運転する適格性があるのか厳しく検査するよう原子力規制庁に要望しました。
9月13日、福島第一原発事故の3つの検証の総括結果が公表され、これから柏崎刈羽原発の再稼働議論が始まることになりますが、自民党県連は東京電力に原発を運転する適格性があるのか厳しく検査するよう原子力規制庁に要望しました。

自民党県連の岩村良一幹事長などが14日、柏崎刈羽原子力規制事務所の渡邉健一所長のもとを訪れ、意見書を手渡しました。

【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「措置命令発出後も核物質防護情報の未許可持ち出し、ノートパソコンの出火」

意見書では、「テロ対策の不備により事実上の運転禁止命令を受けたあとも、東京電力は不祥事を繰り返している」と指摘。

原子力規制委員会が進める適格性の検査では、東電の社内管理が十分かなど厳しく検査することを求めています。

【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「ここ1年、2年の、レッドカードではないけれども、県民の不安が消えていない状況、あるいは増している状況というものを捉えて、厳格に検査をしていただきたいという要望」

渡邉所長からは、適格性の検査で主な検査項目について説明があったということです。

花角知事も13日、3つの検証の総括結果を公表した際、この適格性の再評価が再稼働の是非を判断する際に重要な材料になるとの認識を示しています。最終更新日:Thu, 14 Sep 2023 18:41:10 +0900