河野デジタル相が視察 “ドローン”で処方薬配送の実験「なるべく早く実装を」【新潟・阿賀町】

新潟県阿賀町で6月25日、ドローンを使って薬局から患者のもとへ処方箋を運ぶ実験が行われました。その実験の様子を視察した河野太郎デジタル大臣は運用開始に向けた意欲を示しています。
新潟県阿賀町で6月25日、ドローンを使って薬局から患者のもとへ処方箋を運ぶ実験が行われました。その実験の様子を視察した河野太郎デジタル大臣は運用開始に向けた意欲を示しています。

荷物を抱え、阿賀町の上空を飛ぶ1台のドローン。

その様子をスマートフォンで撮影していたのは、河野太郎デジタル大臣です。

25日、阿賀町で行われた、ドローンを使って薬局から診療所へ処方薬を運ぶ実証実験を視察しました。

【担当者】
「荷物をおろすと、自動でまた離陸していきます」

【河野太郎デジタル相】
「お~」

町営の診療所3つのうち、2つに薬局が併設されていない阿賀町。

高齢化も進む中、患者が受診後に5km以上離れた薬局へ薬を受け取りに行かなければならない環境が課題となっています。

課題を解決するため、阿賀町では2年前からドローンを使った配送の実験を行っていて、この日は初めて実際に使われる処方薬を患者のもとへ運びました。

【河野太郎デジタル相】
「だんだん過疎化・高齢化が進む地域が増えているので、ドローン物流、あるいは自動運転による公共交通機関の運行、こうしたものをなるべく早く、単に実験をやるだけでなく実装していきたい」

阿賀町では今後、ドローンを使って日用品などの買い物を代行する実験も行う方針で、今年度中の運用開始を目指します。最終更新日:Mon, 26 Jun 2023 18:33:40 +0900